2011年12月28日水曜日

どうか、良いお年を!

こんにちは、大阪ボランティア協会の水谷です。寒い日が続き、クリスマスから一気に年末のモードに切り替わりました。

2011年、本当に様々なことがありました。大震災に心を痛めたことは言うまでもなく、そういったしんどい思いを抱える人への支援の輪の広がりまで、人が生み出しつむぐ強さ・豊かさを感じる1年でした。駆け抜けるように日々を過ごしたこともあり、あっという間にこの年も暮れようとしています。

めいいっぱいのチカラで駆け抜けたせいか、先週のボラ協事務局は8割以上が風邪やら熱やら…で大変でした。みんな本当に頑張ってきたのだと思いますし、この年末と迎える年始、どうかゆっくり休んでください。心安らかに新たな年を迎えたいものです。また、ボラ協を支えてくださったボランティアや支援者のみなさま、この1年、本当にありがとうございました。

ボラ協事務局は、本日28日~4日までお休み(ONPも閉館)をいただきます。年初めは5日(木)の10時より。11時からは互礼会も開催予定です。では、来年もどうぞよろしくお願いします。

                           2011年12月28日 水谷 綾

2011年12月16日金曜日

パレットカフェ・クッキー販売(12/16-19)開催! 前回10月30日(日曜日)の様子とともにご案内。

●パレットカフェ・クッキー販売、12月16日(金曜日)から4日間限定!
 ONP窓口にお越しください!
・日時:2011年12月16日(金曜日)17時-12月19日(月曜日)15時頃
 ※クッキーは、なくなり次第、販売終了。
・場所:ONP窓口(1F)
・メニュー:クッキー(「風のとも西淀川」)


●パレットカフェ、次回日程調整中!
・日時:日程調整中、おおむね15時-17時頃
・場所:ONP情報交流スペース(1F)
・メニュー:コーヒー・紅茶(Hot)、クッキー(「風のとも西淀川」)


●パレットカフェ、10月30日(日曜日)に開催しました
いつものように14時30分ぐらいにONPに入り準備をはじめました。
前回「いちじくクッキーは残して~。><」と言ったら、律儀に事務局側が対応してくれまして、私専用に分けてくれてました(笑)。
「お客さんの来る合間にゆっくり食べられるなぁ」と入ったと同時に購入。^^b
準備が先行していたこともあって、スムーズに時間通りの開催となりました。

さっそくボランティア協会のスタッフの方が来てくれて、コーヒーと紅茶の注文を受けました。
『多文化共生』に関する会議に出ていた方がお二人、休憩の合間をぬって注文をしてくれて、お話しする余裕はなかったのですがコーヒーを持って行って頂けました。

今回は蒸らし時間とお湯の温度を少し意識してコーヒーを入れていて、一段落した段階で自分と参加スタッフ・メンバーの分を入れて、味見を試しました。(いちじくクッキーと一緒にw)

微妙に雑味が出ている感じもありましたが、口当たりはそうそう悪くなくて、「まぁ行けるかなぁ」と同じような感じで入れることにしました。

その後まずは2Fの「あすなろ」の方から3つ注文していただき、同じく2Fで「Gentooインストール講習会」をしていた方が利用してくれました。
はじめ「Gentoo->げんとう?」って思ったのですが、「ジェンツーペンギン」のことで、パソコンのOSでLinuxというのがあるのですが、それの派生バージョンで(Linux系ではペンギンをシンボルにしたものがあるので)「ジェンツーペンギン」を名前に入れて「Gentoo」となってると教えてくれました。
若い子では中学生の子が参加していることとか、OSフルコンパイルとかでチューニングして独自のOSを組み上げていく面白さとか、いろいろ興味深いお話を聞くことができました。

最後に「コーヒーは苦手な方だけど、おいしく飲めた」と言ってもらえたのは嬉しかったです。^o^v

「あすなろ」と「多文化共生」の方のカップの回収をして(洗ってくれた方もいてびっくり。@@)、参加スタッフの方と取り留めないお話をして、クッキー販売をしているうちに、時間が過ぎてしまったのでCLOSEとなりました。
次回はどんなお話ができるのか楽しみです。^^/

パレットカフェチーム・kk

★10月30日(日曜日)のカフェカンパ額は、722円でした。またクッキー売上額は、10,900円でした(販売日数4日間)。みなさま、ご協力をありがとうございました。

2011年12月12日月曜日

12月17日、気仙沼支援の報告会を開催します!

大阪ボランティア協会では、気仙沼事業現地統括として事務局の岡村こず恵さんを気仙沼へ派遣し、ネットワークづくりや、生活支援活動における連携のモデルづくり、団体運営支援、人材育成などに取り組んでいます。

宮城県気仙沼市は、4月初旬から事務局メンバーを交替で派遣してきた場所でもあります(岡村こず恵さんは、6月中旬から常駐)。

震災発生直後から段階を追って、その時期ごとの被災地の状況や、どのような支援を行ってきたのかを振り返り、今後の支援について考える場として学習会を開催します。

協会を支援してくださったみなさま、被災地で活動をしてきたNPO・NGOのみなさま、被災地でボランティアをしたことのあるみなさま、ぜひご参加ください!

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第6回被災地支援を考える学習会
気仙沼支援~これまでを振り返り、これからを考える

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■日時:2011年12月17日(土曜日)13時00分~15時30分
■会場:大阪NPOプラザ 会議室(大阪市福島区吉野4-29-20)

■報告:岡村 こず恵(大阪ボランティア協会事務局スタッフ、気仙沼事業現地統括)
大阪ボランティア協会事務局主幹。「災害ボランティアセンター・運営支援者」として、宮城県災害ボランティアセンター、気仙沼市災害ボランティアセンターを支援。現在は、気仙沼事業現地統括として、1.ネットワークづくり、2.連携・協働の場づくり、3.生活支援活動における連携のモデルづくり、4.団体運営支援、5.人材育成 などに取り組んでいる。
■内容:震災発生直後から段階を追って、その時期ごとの被災地の状況や、どのような支援を行ってきたのかを振り返り、今後の支援について考えます。

■対象:東日本大震災の支援を考えている個人、NPO関係者など
■定員:50名(先着順)ただし、定員になり次第締め切ります。
■参加費:大阪ボランティア協会会員、および協会の東日本大震災支援事業への寄付者:無料、一般:1,000円

■申込方法:ホームページよりお申し込みください。
http://www.osakavol.org/ek-shien/seminar/111217shien06.html

2011年12月6日火曜日

12月たこ焼きボラバスです。


ボランティアバス、第7便となる「12月たこ焼きボラバス」。
気仙沼の仮設住宅(五右衛門が原)の住民みなさんと「たこ焼き」を焼きながらのコミュニケーション作りに12月2日の夜出発、3日、4日で活動してきました。企業の社会貢献、CSR担当、社員みなさん21人。いつもながらの各社からの参加者による「相乗り」バスで一路、気仙沼に向かいました。


今回は、8月までの「ガテン系ボラバス(ガレキ撤去や泥かき主体)」とは違って、仮設住宅に暮らすみなさん、特に60代男性を参加対象にしたコミュニケーションのきっかけにしてもらうための、生活支援ボランティアということもあって、「いったいどういう活動になるだろう?」という不安もありました。

しかし、「たこ焼き」の力、恐るべし!

本場、大阪近郊市民たちの「作り方」サポートのもと、コロコロとまん丸に焼き上がるたこ焼きに、住民みなさん夢中になり、その美味しさも相まって、8台のたこ焼き器のまわりに輪ができあがりました。
気仙沼という土地柄、漁師さんも多く、魚の話でもりあがり、「タコの代わりに何を入れる?」なんて、お話しも。

五右衛門が原の仮設住宅は、3つのコミュニティに分かれており、1日目(運動場)、2日目(野球場、テニスコート)と、それぞれ住民のみなさんと、たこ焼きや、地元の芋煮や、すき焼き、お魚(マグロに、ネズミザメ)と、大阪と気仙沼と、それぞれ文化をもった調理と、食事をとおして、住民みなさんのコミュニケーションつくりのきっかけ、そのお手伝いができ「大成功!」のたこ焼きボラバスプログラムでした。

2011年11月25日金曜日

NPO法人会計基準を改訂、内閣府からも報告書が。

こんにちは、水谷です。
秋に入って新しい公共支援関連の動きが活発になってきました。なかでも、NPO法人の会計基準の普及に関する動きも加速度を増してきました。

NPO法の改正にともない、昨年策定されたNPO法人会計基準を改正(11月20日)。法律との整合性を意識して、NPO法人会計基準協議会においても活発な議論がなされ、結果、改訂したものです。

また、特定非営利活動法人の会計の明確化に関する研究会の報告書が内閣府から発表されました。多くの専門家や現場関係者で半年以上協議を進めた研究会では、「現段階において『NPO法人会計基準』が特活法人の望ましい会 計基準であると考える」という方向性が確認されています。報告書は内閣府のサイトからダウンロードできます。

当協会でも、その普及に向けて、12月から府内での研修会&相談会を実施します。ぜひ、この機会に、自分の団体の計算書類の内容を再度見直して、より社会的にも信頼を受ける情報公開の有り様を考えていきましょう!

2011年11月23日水曜日

今日は、東北⇔関西ポジティブ生活文化交流祭!

本日、扇町公園と山西福祉記念会館で、「ずーっと続けていく被災障害者支援 東北⇔関西ポジティブ生活文化交流祭」が行われています!

被災地報告会「3.11東北・関東大震災そのとき障害者は・・・復旧ではなく復活をめざして」が開催される他、「生活文化際流おしゃべりカフェ」「チャリティバザー」などが行われます。

そして、もうすぐ「街中被災シュミレーションin扇町」がスタート、11時30分からは「いも煮会だよ~炊き出しなう」が始まります。

大阪ボランティア協会からは、職員の永井さん・影浦さんを始め、ボランティアバスの参加者を中心としたボランティアスタッフも複数参加。

昨日は午後から雨の予報で心配しましたが、今朝の天気予報を見ると「曇り」とのこと。
無事に、盛況に終わりますように!

お時間のある方は、今日の夕方までやっていますので、ぜひ行ってみてくださいね!

2011年10月24日月曜日

紀伊ボラバスへのご支援、ありがとうございました!

時折、大雨にも遭いましたが、この週末も和歌山の水害支援のボラバスを発進することができました!9月の下旬からボランティアカー3便、ボランティアバス5便を新宮熊野川に送りだすことができたのも、多くのみなさまからのご支援をいただくことができたおかげです。

個人の寄付金はもとより、企業や組織内での募金活動や、会社・団体自体からの拠出をしていただいたり、「飲み会でビール一杯飲むごとに100円集めました!」「ゴルフコンペで、参加者から集めました」という有志活動のものまで…。ファンドレイジング(資金獲得)は、よく、ファン・ド・レイジング(ファン集め)だと言いますが、思いを様々な形で動いていただいたことに、私たちも相当励まされました。

目標の100万円までは到達しませんでしたが、なんとかバスを5便まで出すことができたのもみなさまのご支援の賜物です。これからは、現地に出向くこととは違う形になりますが、和歌山の後方支援を続けていければ…と思っています。本当にありがとうございました!取り急ぎ、御礼申し上げます。

2011年10月23日日曜日

パレットカフェ、10月10日月曜・祝日に開催しました。次回は10月30日日曜日15時に!

今日(10月10日)はONP内での会議件数が0ということだったので、お客さんの入りを期待せずのんびりやれるかなぁと思いながら、いつものように14時30分ぐらいにONPに入り準備をはじめました。
今日のスタッフの参加が微妙な感じだったのですが、当方より先にONPに来られていて、ほっとしました。^o^


いつも風の子育ち園の方から「風のとも西淀川」のクッキー販売を委託されていまして、今回は時間がなかったのにも関わらず事務局側でなんとか用意を間に合わせてくれました。
販売を委託されている側とはいえ、クッキーは大変おいしいので個人で購入するのをいつも楽しみにしてました。
「今日は、お客さん少ないはずだからお気に入りのいちじくとか食べられるだろう」と期待していたのですが、準備を始める段階で既に大売れになっていることを伝えられ、残り6個となっていました。T_T

祝日ということもありONP内も閑散とした感じでしたが、大阪ボランティア協会のITボランティアチーム「むくどり」のボランティア活動をされている方々が2名、カフェに立ち寄ってくれました。
ホットとICEを注文してもらい、少しお話をしました。
書物の電子化という作業をされているそうで、聞いた範囲では結構な速さで電子化していってるなぁという印象でした。
電子化したものを今後どうしていくのか尋ねたところ、一般に公開する方法が課題になっていると回答をもらい、やっぱりそうだろうなぁと、昨今のネット情報のありかたを考えさせられました。


後は参加者の方と駄弁りながらゆっくりした時間を過ごしました。
大阪では近くダブル選挙があったりするので、政治的な話題も出ましたが、普段ふと思っていることを話すのは楽しかったです。^o^v

少し早めにカフェを閉じて片づけをした後、帰り際に事務局の方に「いちじくクッキーは残して~。><」とお願いして帰途に着きました。

パレットカフェチーム・kk


★10月10日月曜・祝日のカフェカンパ額は、950円でした。また「風の子育ち園」のクッキー売上額は、9,700円でした(販売日数4日間)。みなさま、ご協力をありがとうございました。

★次回のパレットカフェは、10月30日(日曜日)15時頃から予定しています。ぜひ、お立ち寄りください。

2011年10月15日土曜日

【紀伊支援】ボラバス第5便、活動してきました!

梅田純平です。
10月12日~13日に少数精鋭の5人で活動をしてきました。
今回はボラバスではなく、ボラカーということで、運転を交代しながら
宿泊先の冨士屋を目指しました。
311号線が開通しているとのことで通りましたが、
途中にライトアップされた土砂崩れがありました。山の中は真っ暗ですので
異様な景色に一同、驚きました。

12日、冨士屋は提灯に電気をつけて夜に到着した我々を待っていてくれました。その姿勢にまた訪れたいなぁと思いました。

13日は曇りの中での活動となりました。
1件目は瀞峡ジェット船乗り場の前のおうち。そのおうちの前にある泥でつまってしまった側溝内の泥出し。途中、被災した時の状況を伺った。家の裏の山まで逃げて、向こう側を眺めると高台に置いておいた車はすでに水の中。「何が起きているのか分からなかった」とのことでした。
ボランティアにお願いしたのは2回目だということで、泥だしは一定終了したのですが、細かいところは出した泥を回収してもらって再度来てもらうようにしたらいいですよとお話ししました。

2件目は土壁はがしの活動。雨がちらつきだした中での活動でしたが、
トンカチ片手に土壁を落とし、外に運び出していました。
活動先のおうちのお友達のおじさんと一緒に作業を行いました。
紀宝町の方だそうで、奥さんと4日間連絡が取れず、奥さんは今
PTSDではないかとご心配されていました。「生きててもつらい」と
おっしゃってましたが、そんなことはありませんよと話をしました。
時間がきてしまったので、落とした土壁の土をどけてもらえるように
継続して支援に入ってもらえるようにお願いしました。

参加者の一人が現地に残って活動を続けるということで
宿泊先に送り届け、大阪に戻ってきました。
帰りの車の中で振り返りを行いました。「1万人の1の力になれたかな」
被災地・被災者に思いをはせて、それぞれができることを
考える機会となりました。

【紀伊半島支援】新宮市災害ボランティアセンターより2

10月1日(土)~3日(月)、8日(土)~9日(日)に新宮市災害ボランティアセンターに支援に入らせていただきました。

多くの方に支援に入っていただこう、現状を知っていただこうと情報発信を中心に支援させてもらいました。
情報発信のとして新宮市社会福祉協議会でブログの立ち上げ、紙媒体でボランティア通信を作成しました。ぜひご覧ください。

熊野川地区で被災に合われた方とお話すると、とても気さくに被災した時のことや今の生活のことを教えてくれます。
しかし、一度はボランティアを依頼された方でも、気を使ってまだ支援が必要だと思われる状況なのに残りは自分でしますと言われる方が多く、少しでも早く支援が行えるよう一軒一軒訪問してボランティアのことや必要な情報を伝えて再度依頼してもらえるようにしています。

また、多くの方が避難所や家族や知り合いのおうちで生活されており、そのため、土日を中心にボランティアを希望される方が多くいるということもあり、支援が遅れがちになってしまう現状でもあります。

台風から1ヶ月が経ち、和歌山県内でも災害ボランティアセンターの多くが閉所されていく中、まだまだ支援が必要な現状にあります。
1万人プロジェクトにぜひとも、みなさんのチカラを届けてください。
大阪ボランティア協会でもできる限りの支援を続けています。

2011年10月14日金曜日

【紀伊支援】ボラバス第4便、活動してきました!



事務局の白井です。
10月9日(土)、和歌山県新宮市に向けてボラバス第4便が出発しました。
今回は前日からの参加者を含め12人、うち5人が女性でした。
東北被災地支援を数回経験しているメンバー、ボランティア活動がはじめてのメンバーなどなど、今回も様々な思いを胸に活動地に向かいました。


活動場所は、たばこ屋さんをされていた個人宅でした。
裏庭や倉庫に溜まった泥をを出したり、畑の鉄板を運び出したり・・・
今回の活動もかなりハードな内容でした。

作業をしながら「どの辺まで(泥だし)やりましょうか?」ときくと「正直わたしらもどこまでやったらいいのか…」とぽつり。
そんな地元の人たちに寄り添いながら活動するボランティアがまだ必要です。

次は第5便、第6便にバトンを渡します。

【紀伊支援】ボラバス第3便(10/8-9)、17人が活動してきました!

永井美佳です。

「新宮・熊野川に1万人の
チカラを!」という新宮市災害ボランティアセンターの呼びかけに応えて、17人で活動してきました。
2011年10月8日土曜日、晴れ。

大阪N
POプラザ(ONP)を17時5分に出発して、前泊する旅館川湯温泉冨士屋(田辺市本宮町)へ!適宜休憩を入れつつ、およそ4時間で旅館に到着しました。
紀伊支援ボラバス第1・2便は、新宮市または那智勝浦町に前泊をしましたが、10月4日火曜日から国道311号線が仮復旧したため、ボラバス第3・4便は前泊先を田辺市本宮町に移しました。
今回利用した冨士屋さんも、台風12号の被害を大きく受けたそうで、営業を再開したのはなんと10月7日金曜日(宿泊した日の前日)。営業再開後、私たちが最初の団体客だとうかがいました。
1人の客として、気が引き締まります
仲居さんの話では、大雨で増水するなか、首まで水につかりながら、寮から旅館へ避難したそうで、「あれは本当に怖かった」と話してくれました。
仲居さん、
無事でよかった。

仙人風呂で有名な川湯温泉。
今年は12月1日オープンとのこと。
っくりと再訪したいものです。

◎2011年10月9日日曜日、晴れ。
旅館を7時28分に出発して、新宮市災害ボランティアセンター・熊野川サテライトへ!
私たちが担当した1件目の活動(熊野町田長)は、熊野川から500メートルくらい離れた場所で、高台に家があるのに、1階の軒下まで浸水したという個人宅からのご依頼。ニーズは床下の泥出し。

8時30分、改めて活動内容について依頼者から説明を受け、作業開始。
床下の泥出し(一輪車で集積所に運ぶ)と石灰消毒、はがれた土かべの除去(土嚢袋に入れる)と掃き掃除を、手分けして行いました。

作業を進めていると、依頼者の方が話かけてきました。浸水した作業場の天井にはめてある断熱材から水が滴って困っているのだが、大工さんに来てもらうのは少し先で、どうしたものか…とのこと。早速、ボラバスリーダーと相談して、大工心得のある1人のリーダーが手際よく対応!
頼りがいのあるボラバスリーダーに感謝。

作業がハードだったため、ボラバスリーダーの提案で、30分間に一度ずつ、10分間の休憩をはさんで活動しました。16人で対応して、10時20分頃に作業完了。依頼者の方の期待に応えることができて、ほっとしました。
続く2件目活動(熊野町椋井)は、熊野川の支流・赤井川近くの牛舎。赤井川は本来、水の澄んだとてもきれいな川ですが、台風12号によって熊野川が氾濫し、赤井川もろとも周囲の家や建物をごっそりと呑み込んだそうです。
ニーズは牛舎の泥かき。牛舎は見るからに広く、家族だけではどうしようもない量の泥がしっかりと堆積していました。時間内に完了できるだろうか…少し不安がよぎりました。
しかし、私たちにできることは、角スコップと一輪車で、ひたすら泥と砂をかき出し、土砂の集積場所に運ぶことだけです!
資機材を搬送してくれた新宮市社協の地元ボランティア2人も、作業に合流してくれて、全19人で対応。
約2時間後の14時15分、依頼者に作業の仕上がり確認してもらい、感謝のことばをいただきました。そして、「後は、自分たちでぼちぼちやります」とも。


り途、穏やかな赤井川を見ながら、台風12号で洪水になった日のことに思いを馳せました。
熊野川サテライトに戻り、斜向かいにある「温泉さつき(ご厚意で、当面の間ボランティアは無料)で汗を流したのち、16時10分、熊野川サテライトを出発。
連泊の4人を川湯温泉冨士屋に降ろして、残りは帰路につきました。
21時05分、大阪駅西口に到着、21時10分、ONPに到着し、全員無事に解散。ボラバス第3便のみなさん、本当にお疲れさまでした!
「新宮・熊野川に1万人のチカラを!」のたすき紀伊支援ボラバス第4便に託します

2011年10月6日木曜日

【紀伊支援】応援してください!(現在4割達成★)

紀伊支援、第3弾のボラバスを今週末出そうと動いています。
熊野川では1万人プロジェクトを実施中。
ボラ協もこの動きを少しでも後押ししたいと考えています。

多くの方のご寄付のおかげで、
約40万ほどのご支援のお申し出を受けました。
目標の4割達成です!もっと頑張って集め、
なんとか5便を出せたらと願っています。
引き続き、ご支援のほど、よろしくお願いします!
http://www.osakavol.org/ek-shien/support.html

2011年10月1日土曜日

【気仙沼レポート】小地域単位の支援者ミーティングを開催!

気仙沼レポートです。

9月21日に、とある応急仮設住宅にて支援者ミーティングを開催しました。気仙沼市社会福祉協議会ボランティアセンターと大阪ボランティア協会がファシリテーター役を担いました。これまで気仙沼市全域、地域単位、テーマ別と、それぞれのサイズでの会合を重ねてきましたが、仮設や小学校区等小地域での支援者のつながりが、具体的な連携の最小単位となってきます。

特にここでは、すでに活発に活動しているNPO・NGOの皆さんのほかに、地元の行政関係者、保健師など専門家や支援機関、地元ボランティアグループや地区社会福祉協議会など地域活動の関係者など、これまでどちらかといえば、接点が多くなかったと思われる方々の出会いも大切です。比較的、専門的な活動をしている各種団体と、地域の事情に詳しい住民のみなさんとが互いの長所を生かしてつながれれば、新しい可能性が生まれてくるのではないかとわくわくします。

この日も、NPO・NGOのこれまでのイベントや配食事業、地域団体が従来から担ってきた「いも煮会」などの行事などを紹介し合いました。参加者からは「こんなに活動が行われていることを知って驚いた」との声が寄せられました。

さらに次回は、仮設入居者の声を聞いてみようと、住民懇談会の企画を検討することになりました。新しいアイデアが出され、一緒に企画を考えながら、じっくり進めていきたいです。他の地域でも、必要に応じて、ミーティング等が自然発生的に開催されていけばいいなぁと思ったりします。

(気仙沼事業現地統括 岡村こず恵)

2011年9月29日木曜日

【紀伊支援】ボラバス第2便、活動してきました!

月25日、雨のち晴れ。

ボラバス第1便に続き、第2便も新宮市熊野川にて災害ボランティア活動をしました。
賛助企業の方々や協会アソシエーター、個人会員、中学生の息子と一緒に参加など、総勢15名で活動を行いました。
第1便から2日間連続で活動してくださった方も2名おられました!



活動場所は、第1便と同じお宅での継続活動となりました。
継続5回目、何とか完了したいと思っていたのですが、2階台所や掘りごたつの部屋に入った泥だし、屋根裏部屋の衣装箪笥などを運び出しているとあっという間に終了時間となってしまいました。

今回ボラ協が入ったお宅は特に大変なお宅だったようですが、現地ではまだまだボランティアを必要としているところがたくさんあることを実感しました。


「友達を連れてまた来る」「企業として出来る支援を考えたい」
それぞれの思いを持ち帰り、引き続き和歌山支援を行っていきたいと思います。

2011年9月25日日曜日

【紀伊支援】ボラバス第1便、活動してきました!

9月24日、晴天。前夜に大阪から那智勝浦にバスで移動し、新宮熊野川にて災害ボランティア活動を実施しました。今回は、東北支援の時に活躍したボランティアの他、リンクアップフォーラム企業の呼びかけで集まった10名で活動しました。

伺ったお宅は、熊野川沿いの商店です。写真はそのおうちの2Fの様子。2Fにもかかわらず、天井が壊れ、床には増水で流れてきた泥が20センチ~40センチほど積もっていました。

商売をされていたときの品々や、ご家族の思い出の品々も泥に埋もれてしまっていて、なんとも悲しい限りです。

4回目のボランティアグループ投入にもかかわらず、5時間以上かけても結局終了せず、、。水害被害の大きさを痛感した活動でした。泥まみれになったスコップを洗いながら、おうちの方と話していると、ぼそっと言われた質問が「明日は晴れるんでしょうか?」。「うん?」と思って尋ねると、テレビがなく情報収集手段がラジオしかないので、天気予報もわからないとのこと。情報からも孤立されている様子に、驚いた次第です。

ボラバス第2便が、引き続き同じお宅の支援活動をしてくれる…はず!少しでも現地の力づけになりますよう、どうぞよろしくお願いします。

2011年9月24日土曜日

【気仙沼レポート】柏崎市社協の浅野事務局長が来てくださいました!

気仙沼レポートです。

9月20日に、新潟県柏崎市社協の浅野泰彦事務局長と生活支援相談員の長谷川和美さんが、気仙沼市社協の生活支援相談員の研修を兼ねたミーティングに、スーパーバイザーとして駆けつけてくださいました。

柏崎市社協の浅野事務局長といえば、2004年の中越沖地震にて災害ボランティアセンターの指揮を取られた方です。今回は、まさにいま生活支援相談員の活動を軌道に乗せようと奮闘している気仙沼市社協ボラセンに、これから起こる課題、相談員に向けたエールをいただきました。

応急仮設住宅に入られてほっとされるのもつかの間、今後の生活再建に向けて見通しが立たない苦しい時期を迎える被災者も少なくないのが現状です。生活支援相談員は、2年、3年後、生活再建に向けて仮設住宅から復興住宅等へ転居される多くの被災者に、安心して過ごしていただけるようにすることが大切な任務であることを確認されました。

敏腕事務局長と伺っていましたが、非常に優しい語り口で分かりやすく具体的に生活支援相談員に話しかけてくださいました。これまでの貴重な経験を共有いただいたことを受けて、気仙沼でオリジナルな支援スタイルをつくっていこうという意見が出されました。このようなたくさんの応援をいただいて、地元社協の活動が成り立っています。

(気仙沼事業現地統括 岡村こず恵)

KNN研究会”きずな”を感じる豊中視察!

今回で第20回目のKNN研究会。
今回は「とよなか市民活動ネットきずな」を訪問しました。
KNNとは、「関西NPO支援センターネットワーク」の略称。
関西のNPO支援センターが集まり、センター運営の問題や
課題への解決方法を日々研究しています。


今回は「とよなか市民活動情報サロン」に集合し、歩いて会場まで移動。
途中、男女共同参画推進センター「すてっぷ」や「とよなか国際交流センター」、
社会福祉協議会などを経由し、とよなかの中間支援組織をめぐるツアーのよう。

ケーススタディでは、これら4団体を含んだ中間支援組織5団体が協力して、
「とよなか市民活動ガイドブック」を作成したお話や 理念に対する熱い思いなどを
お伺いすることができました。

キーポイントとしては、お互いの顔が見える関係作りの重要性があげられ、
上記のガイドブックつくりを通して、関係作りを行ったとのこと。
分野別の中間支援組織が協力することの重要性を認識し、
とよなかの”きずな”で結ばれた信頼関係を参考にまちづくりを行ってみたい!と感じたKNN研究会でした。

・・・以上、新潟からの研修生 野本でした。

2011年9月22日木曜日

【気仙沼レポート】行政、社協、NPOで連携して仮設交流イベント!

気仙沼レポートです。

9月18日・日は、気仙沼の五右衛門ヶ原運動場住宅(応急仮設住宅)にて、日本家庭園芸普及協会のグリーンアドバイザーを招いて住民交流イベントを開催しました。気仙沼市まちづくり推進課の主催で、気仙沼社協や大阪ボランティア協会は、住民の話し合いのファシリテートを担当しました。

花植えを始める前に、住民同士で知り合っていただき、出席できなかった近隣住民にどうやってプランターを届けるかを話し合っていただいてから、作業に入りました。異なる集落から入居されている五右衛門ヶ原運動場住宅は、住民同士が十分に知り合っておられない状況もあり、小さなきっかけづくりからぼちぼちと進めています。

さすが、畑をやっておられた方も多く、土いじりはお手のモノ。アドバイザーの方が戸惑われるほど作業は早く終わり、欠席の方のプランターも完成させて、届けてくださいました。

最後は記念撮影でパチリ。お写真は参加されたみなさんの記念にお届けする予定です。お花を育てる過程でも、お隣さんとの会話が交わされることを願っています。
(気仙沼事業現地統括 岡村こず恵)

【紀伊半島支援】新宮市災害ボランティアセンターより

新宮市災害ボランティアセンターにて支援活動中の梅田です。
ボランティアセンターとして団体・ボランティアバスの受付などの支援を中心に活動しています。
新宮市災害ボランティアセンターでは本部と熊野川流域の支援を行う熊野川サテライトに分かれて活動しており、特に被害が大きかった熊野川流域の地域はボランティアを必要としている方の支援にまだ入れていないところもあります。台風12号の被害後、天候の関係で活動を中止せざるをえなかった状況や活動先までの交通手段が限られていることがなかなか支援に入れない要因となっています。














台風15号の影響で支援し終えたところでも再度支援が必要になることも考えられます。熊野川サテライトのある熊野川ドームさつきでは、地面まで水が浸入したとのことです。
川の氾濫というと、川の嵩が上がるイメージですが、熊野川流域の地区で起きた被害状況は囲んでいる山が大きなコップのようになり水が溜まり、水没したことによる被害です。災害ボランティアセンターのスタッフにお話を伺うと、畳や子供用のボートを使って高所にたどり着き、生き延びた方もいるとのことです。今、車から見る景色からはとても考えられない状況です。また現在でもTV、ラジオ、通信といった情報を得る手段が不足し、住民の方の不安は計り知れません。
なかなか報道されませんが、ボランティアの支援をまだまだ必要としています。
新宮市災害ボランティアセンターではブログを開設しております。更新がままならない状況ではありますが、少しでも状況を知っていただければと思います。
また大阪ボランティア協会では、紀伊南部を応援しよう!と寄付を募集しています。みなさんのご支援をよろしくお願いします。

2011年9月20日火曜日

熊野川へ災害ボランティア先遣活動!

9月18日、和歌山県新宮市(旧熊野川町)の災害ボランティアセンターを訪れ、今後の支援方策に向けて先遣活動に向かいました。


向かった先は、新宮市から90分ほど熊野川に設置された災害ボラセン「サテライト」。
新宮市からの最短ルートが水害のため何か所も寸断され、大きく迂回しなくてはサテライトにたどり着けません。途中、あまりに道が細いため、5キロほどの区間が片側交互通行となり、連なるクルマのなかで、15分ほど待ち時間も。
サテライトでスコップ、一輪車等の備品を受け取り、徒歩5分ほどの依頼者を訪問。いまは無論、水は引いていますが、建物の様子から熊野川流域に点在する集落が「水没」した・・・という状況が見てとれました。

「サテライト」の前にある温泉施設(熊野川温泉さつき)のサイトに掲載されている写真から見て取れるように、川の流域付近一帯が湖になったような状況であったことが分かります。
この温泉施設から、熊野川まで1キロくらい離れていますが、被災当時は、ある方向から水が来た!というより、多量の降雨によって水かさが増していき「水没」、水害、土砂災害が広がっています。

活動内容は、ガレキの撤去や、泥のかきだし、床面の水洗いなど、この日は、実質的なサテライトのスタート日で、今後、多くのボランティアと応援を求む声が集まってくると思われます。

9月23日はチャリティバザールへ!~ボラバス参加者有志メンバーによるブース出店

東北支援のボラバスに参加した有志が集まって、「関西でできる支援を考えていこう!」と、まずは手始めにチャリティ・イベントへのブース出店から、動きはじめました。※写真は当日設置予定のパネルです(作成中!)。

出店するイベントは、こちら! 9.23大阪から元気を届けようチャリティバザール

日時:9月23日(金・祝)10:00~15:00

会場:マイドーム大阪 1F(地下鉄「堺筋本町」駅、「谷町四丁目」駅より徒歩7分)

内容:○東北地方の物産品販売 ○大阪の物産品販売 ○東北と大阪の郷土料理を実演販売 ○大阪(関西)に避難して来られた方々の交流の場 ○キッズコーナー ○コンサート

・・・さて当日は、大阪ボランティア協会のボラバスで支援に向かった気仙沼から、さまざまな品物を現地から届けてもらいました(リンク先は、参照情報です)。

・菓子舗うつみ「震災復興最中(もなか)」「ふかひれ饅寿」「ホヤぼーやサブレー」

・ガンバーレ「帆前掛け製品、バンダナ、ポーチなど」

・気仙沼ボランティアネットワーク聖敬会「気仙沼ミサンガ」

・松峰苑「ホヤボーヤストラップほか」

以上、気仙沼ゆかりの品物の販売や、東北の郷土料理「ずんだ」風味の枝豆豆乳の販売、子どもたちには、「ヨーヨー釣り」など、ここでの売り上げは、全額が被災者、被災地域に寄付されます。

ぜひ、9月23日は、マイドームおおさかに、ご家族、ご友人など、お誘いあわせて、お越し下さい。

2011年9月18日日曜日

【紀伊半島】先遣活動隊(第1陣)が出発!

急な呼びかけに賛同し駆けつけてくれたボランティアと協会スタッフ3名の5名で和歌山目指して、ボランティアカー出発しました。
現在は那智勝浦にありますホテルに到着。
天気が心配ですが、明日(9/18)は新宮市災害ボランティアセンターへ行き、現地スタッフの方にお話を伺ったり、熊野川流域にて活動を行う予定です。
先遣隊として、手探りしながら、少しでも多くの支援ができるよう、継続し取り組んでいきます。明日の様子など、また報告します。

2011年9月17日土曜日

【紀伊半島】水害支援に動きます!

台風12号の被害で被災された皆さまには、改めましてお見舞い申し上げます。

同じ近畿地域で起きた思いもよらぬ台風の被害に、心痛めておられる方も多いことでしょう。しばらく道路が寸断されていたりで交通事情等も見えにくい日々が続いてましたが、ようやく災害ボラセンが立ち上がり、県外からのボランティア受け入れも広がってきました。そこで、先日(15日)、その状況を確認に、和歌山県南部の各所に回ってきました。

東北のような地震・津波災害と違い、水害の場合は局所被害が中心のため、多くの方が在宅生活しています。なので、メディアでの取り上げられ方が地味でわかりにくいのですが、今回の紀伊半島水害は、これまでの水害被害の規模を上回っています。

15日時点でも自衛隊の動きの方が目立っておりますが、川べりの様子は東北の被害と酷似しており、その状況を目の当たりにするとショックを受けます…。ガソリン不足のような大混乱はないものの、交通規制が多いため、現地に入りにくい状況も続いていました。ましてや本日(17日)のように大雨状態になると、安全面に相当な不安も出てきますね。

まだ人不足が続いている現状を確認したことから、同じ関西仲間として、大阪ボランティア協会からもコーディネーターを派遣することになりました。また、ボランティアカー&バスも出します。ひとまず先遣活動隊が今晩出発!連休中、新宮市熊野川流域の支援活動を行ってきます。東北と近畿、支援活動が続きますが、引き続きご支援のほど、よろしくお願いします!

2011年9月15日木曜日

【気仙沼レポート】石巻に行ってきました!(災害復興支援協議会編)

気仙沼レポートです。
9月10日に石巻を訪問したレポートその2です。まず、石巻市災害ボランティアセンターに伺い、阿部由紀さんに、生活支援相談員導入後の様子を教えていただきました。何といっても、石巻の生活支援相談員は180人。社会福祉協議会としての覚悟が感じられる人数です。大人数を動かすシステムを、うまく作っておられました。いま社会福祉協議会としての今後の活動計画を練っておられるとのこと。常に先を見通しながら、アグレッシブに戦う阿部さん。尊敬する社会福祉協議会マンの一人です。
さらに石巻には、市内で活躍するNPO・NGOの連携を促進している「石巻災害復興支援協議会」があります。石巻青年会議所のメンバーが中心となり、円滑で効率的な活動を推進するべく活動しています。個人ニーズは石巻市災害ボランティアセンターと連携して対応。NPOのそれぞれの特技や専門性を生かす形でコーディネートできる画期的な仕組みです。
参加団体が毎晩集まって開催される全体会では、それぞれの団体が各団体の活動の進捗状況を確認できるほど、状況共有が進んでいるのには感動しました。「昨日の・・さんの件は、どうなりました?」「明日・・があるから、そっちの備品を回して」といったことが、団体間を超えてやりとりできています。気仙沼でも、こんなふうに協働の質をさらに高めていけたらいいなぁ。

部屋の壁に飾られた各団体のビブスが、それぞれの団体を尊重し、お互いを認め合いながら協働されている象徴のように思えて、拍手を贈りたくなりました。正直言って、 「カッコイイ!」石巻を訪問して元気をいただいてきました。コーディネートしてくださったシャンティ国際ボランティア会の里見さん、ありがとうございました。他のセンターの様子も、伺って情報交換したいです。

(気仙沼事業現地統括 岡村こず恵)

【気仙沼レポート】石巻に行ってきました!(石巻2.0編)

気仙沼レポートです。
でも、今日は気仙沼ではなく、石巻レポートです。9月10日に石巻に行ってきました! 石巻は、ユニークなまちづくり活動もされており、訪問をとても楽しみにしていた街です。
はじめに、日和山に登って、石巻の街を見ました。高台から被災した街が見えるので、震災後は鎮魂の願いを込めて多くの方が訪れるそうです。次に、「石巻2.0」さんを訪問しました。
石巻2.0は、広告代理店やマーケティング、建築、デザイナーなど技能集団で、これまで「石巻VOICE」というまちづくりのキーパーソンを紹介した冊子や、地域のものづくりの場として「石巻工房」を結成して、学生たちとベンチを作って街に設置したりと、大変ユニークで「カッコイイ」活動をされているグループです。メンバーの松永有子さん、飯田昭雄さん、古山隆幸さんにお話を伺いました。石巻2.0のスタンスとして、企画から行動までの時間をできるだけ短くしようというものがあります。当日もゲストハウスづくりに精を出されるメンバーの方が出入りされていましたが、これも営利か非営利かといった運営方針や体制など細かなことを考えだしたらなかなか動けないので、とにかく作っちゃえ!というノリで、どんどん作業が進められているそうです。それは、決して「いい加減」に進めているということではなく、復興期のこういう時期は、小さくても具体的な成果を実感してもらうことが支援者を広げ、モチベーションを維持するコツだと考えられてのこと。フットワークがとにかく軽く、温度感がいいですねー。
7月22日からオープンされた「復興バー」。こちらも石巻2.0さんのプロデュースです。津波の被害を受けたビルを改修して、街の人やボランティアが集う場になっています。当日も満員御礼で、過ごしやすくなった秋の夜長を外で楽しみました。人が集まり、毎晩のように語り合い、ここから何かが生まれていく。そんな体温を感じられるとても素敵な場所です。トマトを豚で巻いた「紅の豚」、手作りの「タンドリーチキン」も美味です!
(気仙沼事業現地統括 岡村こず恵)

【気仙沼レポート】仮設分科会で具体的な連携を議論

気仙沼レポートです。

9月8日(木)は、行政、社会福祉協議会、NGO連携懇談会の2回目の仮設分科会でした。気仙沼では、施策ごとに多数の支援者が存在したり、多くのNGOも活発に活動しているため、支援の重なりを調整したり、連携して支援するための場を設けています。気仙沼市の高齢介護課、健康増進課、地域包括支援センターや保健師、NGO約10団体ほどが参加されました。まちづくり推進課が事務局となり、気仙沼市社会福祉協議会ボランティアセンターや大阪ボランティア協会が協力して運営にあたっています。

今回は、多数の支援が重なるので、まずは各自いつ、どこで、誰が、何をしているのかを共有するべくウェブ上で共有カレンダーを活用することになり、その運用方法を確認しました。入力してみてびっくり。カレンダーがほぼ毎日、びっちりスケジュールで埋まりました。どこかで誰かが支援活動に取り組んでいるということです。まちづくり推進課による仮設応急住宅での住民懇談会や、NGOのイベントの日程を互いに把握することで、連動して開催したり、お互いに声を掛け合ったり、具体的な連携を進めていく予定です。

次回は、どの支援者がどこをカバーしているのかなどの基礎情報をさらに共有するための整備を話し合う予定です。また、仮設支援にまつわるアイデア集めやQ&Aを持ち寄り、すぐに解決できるものは共有し、検討が必要なものはそれぞれで持ち帰ったり知恵を出し合ったりできるような機会になればと考えています。協働の質を高めていく一歩にしたいですね。

(気仙沼事業現地統括 岡村こず恵)

2011年9月14日水曜日

米澤智秀さん(全日本仏教青年会/JYBA)、サプライズ登場!

米澤智秀さんは曹洞宗高雲寺(茨城県つくばみらい市)の僧侶さんです。
今日(9/14)は、全日本仏教青年会(JYBA)の会合が大阪であって、少し早めに来て、大ボラ協に立ち寄ってくださいました!

米澤さんとは「災害ボランティア活動支援プロジェクト会議」(事務局:中央共同募金会)の「運営支援者」仲間です。
協会職員の江渕さん、金治さん、奈良さん、永井は、2011年5月5日から5月27日と、6月3日から6月14日の間に「ひとの数珠つなぎ」形式で、福島県のいわき市災害救援ボランティアセンター(現在は「いわき市復興支援ボランティアセンター」)の応援に入っていました。
米澤さんは発災後に、何度もいわき市の応援に入っていたので、私たちは現地の支援活動で大変お世話になりました(感謝しています)。

今日は、久しぶりの再会を喜びながら、東日本大震災の支援活動のその後のことや、台風12号災害の支援活動の状況などを報告しあって、あっという間に米澤さんは会合に向かう時間に。
その場にいた「いわき」つながりの人は
奈良さんと永井のみでしたので、3人で写真をパチリ!
(写真左から奈良さん、米澤さん、永井/撮影;梅田さん)

お土産にいただいた「東京あんプリン」は、スタッフみんなでおいしくいただきました!

次回は、大阪のおいしいもんを一緒に食べに行きたいです。

米澤さん、夕方から大阪入りしてくださいね!

2011年9月8日木曜日

台風12号災害について

大きな被害をもたらした台風12号で、犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されたみなさまに心よりお見舞い申しあげます。

被災地域では、徐々に災害ボランティアセンターが立ち上がりつつあります。
県内・市内に限って募集しているボランティアセンターもありますが、状況は刻一刻と変わっていきますので、随時お伝えしていきます。

【和歌山県】
和歌山県災害ボランティアバス募集(9/13・14、9/17・18)

古座川町災害ボランティアセンター

新宮市災害ボランティアセンター

田辺市災害ボランティアセンター

那智勝浦町災害ボランティアセンター

白浜町災害ボランティアセンター

【奈良県】
天川村社協災害ボランティアセンター

【三重県】
紀宝町災害ボランティアセンター

御浜町災害ボランティアセンター

熊野市災害ボランティアセンター

2011年9月6日火曜日

【気仙沼レポート】生活支援相談員がいよいよスタート!

気仙沼レポートです。


9月1日から、気仙沼市社会福祉協議会ボランティアセンターで雇用した14人の生活支援相談員の活動が、いよいよスタートしました。


生活支援相談員とは、応急仮設住宅をはじめとする地域で暮らす被災者の皆さんの生活全体を最前線で把握するスタッフです。人と人との「かかわり」の機会の提供により、孤立や孤独感の防止、回避をするのがねらいです。


具体的には、日ごろの会話からの様子を察知したり、定期的な訪問による見守り、サロンの開催などによる様子の把握、炊き出しやお祭りなどイベント等による把握を通じて、専門家等の介入の必要性の判断や住民に必要な情報を提供したりします。


そのため、彼女たちを統括する復興支援コーディネーターとの連携はもちろんのこと、区長や地区社協、自治会役員、民生委員、保健師、各種事業の訪問員、NGOなど、地域のキーマンとの情報共有や連携が不可欠となります。


一気に14人ものスタッフが増え、センターは活気付いています。救われた命をつなぐ、とても大切な業務を担っていただく人たちです。

(気仙沼事業現地統括 岡村こず恵)

2011年9月4日日曜日

パレットカフェ、8月28日日曜日に開催しました!

午後2時すぎ、前日の驟雨雷鳴はどこえやら、一縷の光が地上に降り立つような、夏の暑い日差しでした。
そんな炎天下の中、本日も開催されるカフェに眠気醒めぬままカフェに到着しました。

カフェの中では、 既にメンバーは到着していて、準備作業が始まっていました。
本日のスタッフは、二人+サポート一人。少人数です。
そして、主力スタッフのk.kさんが今日はお休みのため、僕がコーヒーを作らなきゃいけない確率は99%。。。
にわか仕込みの僕にk.kさんのように美味しい煎れたてコーヒーを提供できるだろうか。
不安が胸を過ぎります。
そんな不安も露知らず、スタッフたちはどんどん準備を進めていきました。

試験導入として、本日はアイスコーヒーを準備しました。
やはり暑い夏の日は、ホットコーヒーよりもアイスコーヒーも在ったほうがよいんじゃないかというメンバーの意見からお試し提供というわけです。
そんな、アイスコーヒーのために氷をスタッフの一人に買い出しにでてもらい、帰ってくるころには、ほぼ準備は完了、時刻は3時前、よい感じです。

とりあえずスタッフからの注文でコーヒーをいれ、雑談をしていると協会の職員さんたちが、ちらほらと覗きにきては、注文をいただきました。
本日の施設利用団体は2グループですので、利用してくれる方も少なめかなぁ。と話していると、早速施設利用者の方がやってきて、なんとアイスコーヒーを3杯も注文をいただきました!
焦りました、初アイスコーヒーでしたから。しかも3杯。
僕は、グラス両手に駆け足気味で冷蔵庫に向かい、氷を一つのグラスにつき、2つずつ入れると速足で、カフェに戻りました。
そして、無糖のコーヒーの方を注ぎ、もう一人のスタッフに運んでもらいました。
どうやら僕が氷をいれている間に彼女はクッキーを売ってくれていたようでした。
なんとか、初アイスコーヒーはうまくできたようです。










そんな感じでまったりしていると、なんだかほんわりとお客さんが集まり出して、
ホットコーヒー3つ!
クッキーこれください!
アイスコーヒー2つとこのクッキーで!
五月雨式で注文がきました。
とりあえず、僕がホットコーヒーを三杯分つくりながら(どういうわけか4杯できてしまいましたが。。)、
アイスコーヒーを作り、もう一人のスタッフにはクッキーとソーサーの準備をしていただき、ちょっとした注文ラッシュをなんとか乗り切りました。
やればできるもんだと思いました。










その後、再びゆるりとした時間にもどり、打ち合わせなどをしているうちに、閉店の時間になり、みんなで、協力して片付けをしました。
お客さんは10人ほどでしたが、達成感も売り上げも充実したカフェになったと思います。

以上
パレットカフェチーム・Akkyがお届けしました。

★8月28日日曜日のカフェカンパ額は、1,300円でした。また「風の子育ち園」のクッキー売上額は、5,550円でした。みなさま、ご協力をありがとうございました。
★次回のパレットカフェは、9月11日日曜日15時頃から予定しています。ぜひ、お立ち寄りください。

2011年8月30日火曜日

【気仙沼レポート】枝野官房長官がボランティア・NGO活動を視察

気仙沼レポートです。
2011年8月7日・日は、内閣官房長官の枝野幸男さん、内閣総理大臣補佐官の辻元清美さんが気仙沼でのボランティア・NGO活動を視察されました。
はじめに大谷(おおや)小学校仮設住宅を視察。仮設の居住環境などについて確認された後、はまなす台仮設住宅で気仙沼復興協会(KRA)が主催するお茶会を見学され、住民の方と交流。原則2年となっている仮設住宅の設置期間について、必要に応じて延長もありえるとの考えを記者に述べられました。


続いて、日本冒険遊び場づくり協会が主催する子供の遊び場「あそびーばー」を訪問。元気に遊ぶこどもから、「これは大きいからダメ。これならあげる」と、カブトムシのプレゼントを受けられました。

さらに、気仙沼市社会福祉協議会ボランティアセンターの調整で実施されている、個人宅の床の泥出しボランティアの活動を視察。ボランティアの活躍を実際に見ていただきました。沿岸部の被害の甚大さを、あらためて感じておられるようでした。

午後からは、ボランティアセンターを訪問。気仙沼で活動するNGOが約20団体ほど集まり、昼食会を兼ねた交流会を実施しました。NICCO(ニッコー、日本国際民間協力会)やワールド・ビジョン・ジャパンが用意された避難者への配食のメニューを召し上がっていただきました。行政とNGOの特徴を生かした連携ができるよう政府としてもバックアップしたい、とのお考えを示されました。

シャンティ国際ボランティア会の白鳥さんと大阪ボランティア協会・岡村によるご案内はここで終了。その後は気仙沼市魚市場、災害廃棄物仮置き場などを視察されました。総勢30名ほどになる視察団で、気仙沼のまちがにぎやかになりました。
(気仙沼事業現地統括 岡村こず恵)

2011年8月27日土曜日

あいのりボラバス第6便(生活支援編)

協会の「あいのりボラバス」第6便は、1日目に気仙沼市大島で参加者25人による個人宅のガレキ撤去のあと、2日目は3チームに分かれました。うち2つは大島でガレキ撤去、そして、私たち生活支援チームは、気仙沼に戻り仮設住宅の「ふれあい昼食会&お茶っこ」の支援活動に関わることになりました。

立命館大学の学生たちに合流し、学生たちが用意した焼きそばやお茶といった食事系の振る舞いだけではなく、学生によるちんどん屋、落語、バルーンアートなど、様々な企画がてんこ盛り。30人近くで、200名以上の住民のみなさんに喜んでもらえるように心を尽くしたせいか、焼きそばも企画ものもかなり喜んでいただけたのではないでしょうか。
とくに、ちんどん屋の音楽に合わせ、みなで歌った「青い山脈」は秀逸でした!参加された年配の方々からは「みんなと声を出して歌えて楽しかった~」と、大好評★私も思わず参加者に交じって、大声出して歌ってしまいました。

ボラバスのボランティアメンバーも、
●みなと協働で楽しい雰囲気を作れてよかった。学生のパワー、恐るべし。
●いろいろ見たもの、聞いたことの整理がまだついていませんが、
これからのこと、支援の在り方のこと考えていきたい。
●震災以降、東北出身者として何かできる事はないかと悶々とした日々を
過ごしてきたが、活動で得た事をヒントにこれからの支援のあり方を考えたい。
…などなど、感じたことは様々のようです。

緊急支援から復興支援のフェーズに移っていく中で、今後現地で重要なのは「地元の人の主体的な動きを作ること」です。このように重点性に変化がでる中で、遠方からでもできる支援、関西でしなければならないこと、を常に考えながら、動いていく必要がありそうですね。

以下は生活支援チームのみなさん。本当にお疲れさまでした!


2011年8月26日金曜日

あいのりボラバス第6便


8月19日から22日まで、6回目となる協会の「あいのりボラバス」で気仙沼市の大島を訪れ、参加者25人で個人宅のガレキ撤去、および生活支援活動をしました。
前々回7月にも、大島で活動したのですが、そのとき滞在2日目に地震が起こり津波警報のため活動は午前11時で中止・・・という、残念な結果になりました。
今回も、滞在中(2日目の早朝)に震度5弱の揺れがあり、余震が心配されましたが、天候にも恵まれて、時間いっぱい、2日間の活動を成し遂げました。

初日の活動先は、観光客のみならず地元の漁師さんからも愛される料理屋さん。
お店は、津波で流され、ご自宅も甚大な被害に遭われ、この日は、京都の大学生たちと合流して、総勢40人で活動にかかりました。多くの人数で力を合わせた結果、ずいぶんと整理、片付けのお手伝いができたと思います。

今後、仮店舗の営業や、近い将来のお店の再開に向けて、具体的なお話しも聞かせていただき、ボランティアの力で復興へのお手伝いができたかと思うと活動メンバー一同、胸が熱くなりました。

翌日の活動は、喫茶店を営む個人宅での活動で、ここでも、震災以降、あまりの被害を受けた店舗跡に足がむくことのなかった依頼主から、ボランティアのお手伝いではじめてお店の様子を見に行くことができるようになった、というお話しにボランティアの力を強く感じることができました。また2日目の活動では、生活支援の班にも分かれて、活動をしました。

以上、6回のボラバスで、のべ138人、参加した企業、NPOは28社、団体のボランティアといっしょに被災地で活動を行ってきましたが、そこでは、依頼主とのコミュニケーションや、参加者相互の出会いなど、復興に向けて、多くの気づき、経験を積むことが出来ました。この経験を今後の復興支援につなげていくために、相乗りボラバスの次なる進化形態を模索しています。



■大阪ボランティア協会の「相乗りボラバス」の軌跡
日程:2011年5月5日~5月8日 ■参加人数:23名
主な活動:泥のかき出し、家屋の清掃、瓦礫の撤去 など

第2便~気仙沼市へ
日程:2011年6月10日~6月13日 ■参加人数:30名
主な活動:市場のコンテナ清掃、個人宅庭の泥かき など

第3便~気仙沼市へ
日程:2011年6月24日~6月27日 ■参加人数:23名
主な活動:牧草地の泥だし、側溝清掃 など

第4便~気仙沼市大島へ
日程:2011年7月9日~7月11日 ■参加人数:24名
主な活動:泥のかき出し、家屋の清掃 など、

第5便~気仙沼市へ
日程:2011年8月10日~8月13日 ■参加人数:13名
主な活動:「港・けせんぬま復活祭」、献花台の手伝いやイベントサポート など

第6便~気仙沼市大島へ
日程:2011年8月19日~8月22日 ■参加人数:25名
主な活動:泥のかき出し、家屋の清掃、仮設住宅でのイベント手伝い など

2011年8月25日木曜日

映像記録作家・鎌仲ひとみさんをお招きして

8月24日夜、映像記録作家の鎌仲ひとみさんをお招きし、第3回被災地支援を考える学習会を開催しました。

学習会には、定員を超えて62人が参加。
熱心な鎌仲ひとみファンも来られていました。

上映は、「六ヶ所村ラプソディー」のその後を記録した「六ヶ所村通信no.4」。
鎌仲ひとみさんからは、「no.1」の撮影から「no.2~4」と次々を発表する中での、六ヶ所村に関わる人たちの変化なども話してくださいました。

上映後は、参加者から質問を募り、進行役と対談形式でたくさんの質問に答えていただきました。

印象に残ったのは、一方的に「反対!」と叫ぶだけでは相手には伝わらず、「対話」をすることが大事というお話。そして、今の原発問題について語ると対立してしまうが、10年後についてなら話せるというお話でした。

原発問題は大きく複雑で、とても私たちの手には負えない気がしてしまいますが、鎌仲ひとみさんのお話は「未来」が感じられるようなお話でした。
機会があれば、ぜひみなさんも映画を観てみてください!

職員研修で、企画&プレゼンのトレーニング

ボラ協では、年に1回「職員研修」を行っています。
例年は6月に実施するのですが、今年は被災地支援で職員の不在が多かったため、少し遅れて8月24日に実施しました。

職員研修は、毎年2部構成で実施しています。

第1部のプログラムは毎年行っている研修で、職員とアルバイト(任意参加)が参加し、それぞれの業務評価と目標の確認をします。この場を持つことで、各職員・アルバイトがどんな業務を担当しているのか、進捗状況はどうなっているのか、今年度の目標、などを全員で共有することができます。

第2部のプログラムは、毎年テーマを決めて実施します。
今年のテーマは、『収益的事業の新規立案、もしくは事業の収益性改善』です。
職員全員が企画書を作成し、周囲(支援者)の共感を得られるようなプレゼンをするトレーニングを行いました。

NPOにとって「収益性」は永遠の課題ですが、各職員が頭をひねり、さまざまな企画アイデアが出てきました。
研修だけで終わらず、アイデアをボランティアと共に練って、実現を目指したいですね!

暑気払いでいい気分♪

毎年夏に行われる「暑気払い」。
今年は少し遅めですが、22日に行いました。

今年は、職員・アルバイトだけでなく、財務・基金運営委員会のみなさんとも一緒に、楽しく食事&お酒をいただきました!

今年はちょっと豪華に(!?)、ヒルトンプラザウエストにある「ダイナミックキッチン&バー燦」へ。
少し値段はお高めでしたが、落ち着いた空間で、食事もとても美味しく、楽しい時間を過ごすことができました。

ボラ協の飲み会は、大阪らしく「安くて美味しいお店」が定番ですが、たまには良いかも!?

2011年8月15日月曜日

あいのりボランティアバス第5便行ってきました!

 あいのりボランティアバス第5便は気仙沼市で開催される「港・けせんぬま復活祭」の支援を中心に活動しました。8月11日は13地区に分かれて行われた献花場所での駐車場整理。長時間の炎天下の中、震災から5ヶ月の8月11日を被災地のみなさんと共にサイレンの鳴る中黙とうしました。市内全域が祈りをささげた瞬間でした。
 8月12日は大阪から相乗りトラックに乗った生活物資を相乗りバスに乗った私たちが受け取り気仙沼高校にある倉庫に納める活動をしました。今まであいのりプロジェクトで物資・人を被災地へ届け活動してきましたが、初めて(たまたま?)モノとヒトが出会った瞬間でした。私たちの活動に感化されたのか高校の用務員の方が2トントラックを用意&運転していただいたり、相乗りトラックの運転手の方には「最高の現場でした」と言っていただく程、一体となって活動しました。この日の夜には、泊めていただいたお寺を管理されている方に気仙沼ホルモンなる地元ならではの料理を作ってもらい、参加者全員、舌鼓を打ち、交流を深めました。
 8月13日は「港・けせんぬま復活祭」の各地区で開催されるイベント支援の活動です。朝9時~夜8時まで、3つの地区で開催されたイベント支援に入り、屋台での活動や駐車場整理、青空市場の支援を行いました。各地区あげての活動で多くの被災者の方とふれあうこと、また被災地で支援に入られている方との出会いなど、今まで行ってきたボランティアバスでの活動とは違った体験や経験ができたのではないでしょうか。
 関西に住む私たちがこれからどう支援できるのか、8月12日、8月13日の帰りの車中と参加者それぞれの思いを振り返ってもらいましたが、それぞれができることをそれぞれの立場や場所で続ける意思を強く感じた、「相乗り」ボランティアバス第5便でした。