2009年9月28日月曜日

裁判員制度・連続学習会


昨日、連続学習会「もしも裁判員に選ばれたら」の第1回目が開催されました。

弁護士の西村健さんを講師に迎えて「裁判員入門」のお話を聞き、その後少人数に分かれたグループディスカッションでは、「もし意見が分かれたらどうするのか?」など、なかなか聞けない小さな疑問にも丁寧な質疑応答がありました。

裁判員になる確率は、将来同窓会で50人程集まったら1人経験者がいる、というくらいのものだそうです。
今から「裁判員になったらどうしよう...」と悩んでいる人よりも、「きっと自分は選ばれないだろう」となんとなく思っている人の方が多いかもしれません。

でも、もし選ばれたら...

学習会に参加して、市民が参加することでどんな変化があって、どんな意義があるのか、ということがよく理解できました。

学習会の最後に、
裁判員裁判の終了後に裁判員を対象とした記者会見を予定していたが、当初は、ほとんどの人が裁判員を負担に感じて、誰も出席してくれないのではないかと心配していた。ところが、これまで行われた裁判員裁判では、多くの裁判員が記者会見に出席して感想などを語ってくれ、思っていたよりも前向きに臨んでくれたことがわかった。
というようなことを西村さんがおっしゃっていました。

一時の調査では、多くの人が裁判員になりたくないと回答しているそうですが、市民が参加しながら良い制度に変えていけるようになれば良いな(していかなければ!)と思いました。

第2回目は、10月18日(日)です。ぜひご参加ください!

2009年9月25日金曜日

第7回いずみホール夢コンサート

視覚障害者の方など障害者と、彼らをサポートしているご家族やボランティアを対象にした(財)住友生命府社会福祉事業団の無料招待のコンサート。
今年も大阪ボランティア協会が仲介して100名の方々をご案内し、naraも担当者として、参加してきました。

会場の「いずみホール」への道を見るのは圧巻です。
盲導犬と同行する人、手引きといっしょの人、車いすの人、白杖を持つ人、手をつなぎながらゆっくり歩いてくる人、などなど、日常ではこんなに障害者の人を一度にたくさん見かけるときは少ないかも知れません。

さて演奏会。藤岡幸夫指揮による関西フィルハーモニー交響楽団は同じですが、演目は毎年変わります。
今年はヨハンシュトラウスの「こうもり」など5曲とハイドンのトランペット協奏曲、そしてアンコールに2曲とお馴染の曲からちょっと珍しい曲まで。明るく弾む、踊りたくなるような音楽が次々と奏でられました。
最前列の車いすの方はノリノリです。

この演奏会では聴覚障害者の方も聴けるのが大きな特徴の一つ。
パイオニア開発の音を体感するシステムがパイオニアの協力により無料で設置されているとのこと。
交響楽団のメンバーや指揮者だけでなく、それを支えるこうした多くの人や会社のバックアップによって開催されてるのだと改めて認識しました。


800人規模のホールほぼ満席。大人気の企画なのですが、経済に寒風吹く昨今、企業ではこうした社会貢献活動の継続が難しくなりつつあるとのことですが、定着しつつある会なのでぜひ続けてほしいと思います。
帰り際、参加者同士の会話を耳にしました。
「また来年ここで再会しましょうね」

2009年9月18日金曜日

ロイヤルスイート

先日、事業でお付き合いのある阪急阪神ホールディングスさんのご招待で、甲子園球場のなんと「ロイヤルスイート席」で阪神戦の応援に行ってきました!
※5名限定のご招待ということで、事務局スタッフ中心で行ってきました。熱烈阪神ファンのボランティアスタッフのみなさん、ゴメンナサイ!

「ロイヤルスイート席」は、現在行っている甲子園球場のリニューアル工事で新設されたもので、銀傘下にできた大型映像装置「ライナービジョン」の上にある個室タイプの観覧席です。

当日は雨。しかも結構な大雨で、試合をやるのか中止になるのか冷や冷やしましたが、大幅に遅れて試合開始。

甲子園球場のグランドの整備をしている「阪神園芸」では、リニューアル工事で時間が空いた時に学校のグランド整備を買って出て飛び回っていた、なんて話も伺いつつ、試合観戦を楽しみました。
残念ながら試合には負けてしまいましたが、阪神は現在第3位!
なんとかクライマックスシリーズに残ってほしいですね!

2009年9月17日木曜日

『ドン・キホーテ』

最近、お気に入りの本があります。
それは、『ドン・キホーテ』。

みなさん、ご存知のとおり、
『ドン・キホーテ』は、中世の騎士道物語に夢中になり過ぎて現実と空想の区別が
つかなくなり、 自ら遍歴の騎士になって世の悪と戦う旅に出る男の物語です。

どうして『ドン・キホーテ』がお気に入りかというと、
‘普通の’騎士道物語の英雄と違って、不器用でボロボロになりながらも、
そして周りの人びとからバカにされながらも理想を追い続ける姿が好きだから。
カッコいいと思うから。

仕事がら、社会的な活動に歯を食いしばって(継続的に)取り組む人びとと接する
機会が多いのですが、そんなとき僕はドン・キホーテと重ねて見てしまいます。

『ドン・キホーテ』は、
読み返してみるといろんなことを考えさせてくれる本だと思います。
よろしければ、秋の読書にどうぞ!

2009年9月16日水曜日

もう少ししたら。

いま、「大阪ボランティア協会」が運営する「大阪NPOプラザ」では、
本の“かえっこ”を行う「ほんほん(本⇔本)バザール」が開催されています。

目的は、「大阪NPOプラザ」という空間が
“人と人をつなぐ場”になればいいなと思って仲間と一緒にやっています。

最近、その関係でブックカフェや本棚バーを周っています。
先日も2軒ハシゴしてきました。

有難いことに、ちがぢか大阪・天満にある本棚バーに
「大阪ボランティア協会」の出版本を集めた棚が設けられる
ことになっています。

もう少ししたら、写真付きで皆さんにご紹介しますね。
お楽しみに!

2009年9月10日木曜日

ボランティアについて語るときに僕の語ること

「大阪ボランティア協会」では数多くのvoluntaryな取り組みが行われています。
その1つに、「カフェでひととひとをつなぐ!」ことを目的にしたカフェチームがあります。今日はこのカフェチームを例に「ボランティア」について感じたことを書いてみたいと思います。

「大阪ボランティア協会」で仕事をしていると、「ボランティアって興味あるけど、わたしにできるかな?」という声をよく聞くことがあります。たとえば、カフェチームに興味をもたれた方だと「カフェなんてやったことないけど、私で大丈夫?」とか。

でも、これがぜんぜん大丈夫なんです!
カフェチームには、もちろんカフェ当日にコーヒーをサーブする役割のボランティアがいます。でも、それだけじゃないんです。チラシのデザインを考えたり、「どうやったら多くの人が関わってくれるか」を考えたり、お金の計算をしたり、いろんな役割があります。

僕が初めてボランティアをしたのはフェアトレードに取り組むNPOだったのですが、僕も「英語ができないけど何か役に立つことなんてあるのかな?」とドキドキした経験があります。でも、実際はチラシ作りとか、値札貼りとか、商品の在庫管理とかすることがたくさんありました。

きっと いろんな趣味や特技をお持ちだと思います。少しでも興味をもたれた取り組みがありましたら、ぜひご参加ください!

2009年9月7日月曜日

将来ビジョン検討委員会・答申

大阪ボランティア協会では、7月に「将来ビジョン検討委員会・答申」をまとめました。

この答申書は、協会創立50周年にあたる2015年に向けて、大阪ボランティア協会が「市民社会にとって、今、必要なこと」を展開するための中期的な展望を“将来ビジョン”(協会版・骨太の方針)としてまとめたものです。

全24ページの長文ですが、ぜひご覧ください。

「大阪ボランティア協会 将来ビジョン検討委員会・答申」
(PDF形式:1.05MB、2009年7月)