2011年7月28日木曜日

新潟県長岡市から研修生が来られています!


7月から9月末までの3ヶ月間、協会に新潟県長岡市から研修生が来ています!

2004年10月に発生した中越地震をきっかけに生まれた(社)中越防災安全推進機構のスタッフで、来年から行政と協働して市民協働センターを立ち上げるため、協会でボランティアコーディネートの実践や、組織マネジメントなどを学んでいます。

今は、協会の様々な会議に参加したり、協会が事務局を務める関西NPO支援センターネットワーク(KNN)の登録団体を訪問したり大忙しです。

あっという間に1ヶ月が過ぎようとしていますが、残り2ヶ月、がんばってください!

2011年7月19日火曜日

【気仙沼レポート】行政、NGOで懇談会を開催!

気仙沼レポートです。
2011年7月14日・木は、「内閣府 気仙沼市と市内で活動するNPO・NGO・ボランティア団体の懇談会」でした。


気仙沼市には、現在把握しているだけでも30団体以上のNPO・NGO・ボランティア団体が復興支援活動に取り組んでいます。


これまでには気仙沼市、自衛隊、NPO・NGO3者が連携して、食事提供の調整をしてきました。また、気仙沼市災害ボランティアセンターでも、炊き出し、炊き出し、お茶会、音楽などの地域コミュニティ活動を推進する企画を担うグループをのべ350回以上、避難所や仮設に紹介し、開催協力しています。


さらに今後は、気仙沼市高齢介護課による友愛訪問員や交流推進員、社会福祉協議会による生活支援相談員や復興支援コーディネーター、各種団体による仮設訪問やコミュニティ推進事業など多数の団体が生活支援に着手することが予測されます。


地域住民に負担をかけることのないよう、それぞれの支援者がしっかり連携や情報共有することが不可欠です。そのため、大阪ボランティア協会では、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議として、内閣府、気仙沼市、気仙沼市災害ボランティアセンター、シャンティ国際ボランティア会等とともに、懇談会の準備を進めてきました。


当日は、内閣府大臣官房審議官防災担当の長谷川彰一さんや、気仙沼市市長の菅原茂さん、約30団体のNPO・NGOが参加。セクターを超えて支援関係者が一堂に集い、今後の連携・連絡の必要性を確認できたことは画期的な出来事でした。
気仙沼の地域住民のために、という思いを一つにして、今後は各地域やテーマごとに連絡会議を開催し、効果的な支援活動を展開する基盤にしていきたいと考えています。
(気仙沼事業現地統括 岡村こず恵)

2011年7月11日月曜日

「あいのりボラバス」第4便

大阪ボランティア協会による「あいのりボラバス」第4便となる今回は「近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度」のご協力のもと、総勢24名の参加者を乗せ、宮城県気仙沼市・大島での活動を行なってきました。
7月8日の朝8時前に大阪NPOプラザを出発し、約13時間をかけて北上。宿泊のため岩手県一関市へ。翌朝9日は7時前に旅館を出発し、大島へと渡りました。


朝9時半ごろから活動開始。内容は、休耕田に流れ込んできたがれきや建材の撤去でした。一同汗だくになりながら、まぶしいほどの晴天と、泥と格闘すること半日以上・・。15時ごろには撤去がほぼ完了し、小屋が建てられるほどのがれき類の山ができました。依頼者ご夫妻の、バスが見えなくなるまで、ずっとずっと手を振り深々とお辞儀をされる様子を見て、こみあげてくるものを感じる参加者もありました。


活動2日目となる10日(日)の朝も、午前中の天候は快晴。こんどは海岸近くのホテル敷地内の清掃活動を実施しました。
午前中、屋外での活動が終わり、休憩していよいよ屋内の片づけを・・、というところで、地震が発生。注意報(気象庁より)・警報(島内消防より)の発令を受け、午後の活動は休止に(大島への津波は10cmほどでしたが、そのレベルでもカキを養殖している筏のロープが切れて流されていってしまうことなどがあり、地元にとっては津波が起こること自体が、島の経済などに大きな影響を与えるそうです)。すべてを言葉には出さないものの、活動を心待ちにしていた依頼者ご夫妻の、残念そうな様子が忘れられません。


今回のバス企画が、参加者の被災地への想いを深め、共有する場となったことは間違いないようで、東北を身近に感じる人が増えたことを確信しています。

2011年7月8日金曜日

あいのりボランティアバス第4弾、出発しました!

今朝、当協会第4弾になる「あいのりボランティアバス」が出発しました!今回は気仙沼の大島で活動します!!

大島は気仙沼湾内に位置する東北最大級の有人離島です。発災直後は孤立状態にもなり、しばらくして多くのNGOが支援に入りましたが、まだ復旧も立ち遅れている状況です。少しでも復旧支援に尽力できれば!ということで、今回も気仙沼にまいります。暑さもだんだん厳しくなってきました。どうか、みなさん、体調には気をつけて活動してきてください☆

※今回は、近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度の協賛と関係団体の後援を得て、実施することができました。改めまして御礼申し上げます。


2011年7月6日水曜日

東日本大震災・被災地支援市民活動フォーラムを開催!

東日本大震災の被災地支援として、多くのボランティアをはじめNPO・NGOが現地で復旧支援に取り組みました。そこで、関西にあるNPO・NGO支援組織はこの被災地支援にどう動いてきたか。そういった支援活動の中で見えてきたものや今後、必要であろう支援策について考えるフォーラムを、7月5日晩に開催しました!

現地報告として、
「避難所アセスメントから見えてきたこと」:スペシャルサポートネット関西
「災害ボラセンとは?その実状と支援のあり方」:(社福)大阪ボランティア協会
「現地障害者はどう感じたか-支援から見えた課題」:(特活)ゆめ風基金
を報告・ご紹介いただき、それぞれの現場の実情を知り、メディアからだけでは伝わってこない、現地のしんどさ、支援(関わり方)の難しさを共有する機会となりました。

後半のパネルトークでは、コーディネーターの早瀬さんから東北支援のボランティア数の推移分析を皮切りに、被災地NGO協働センターの岡本さんから遠野における支援活動、京都災害ボランティア支援センターの藤野さんからは災害ボラセンとしてボランティアを送り出し、現地支援に携わるときの心構えなどの話も出ました。みなさんの意見で共通していたのは「まだ支援の手は必要!」ということ。これについては、関西からでも考えていく必要がまだまだありそうです。

今回のフォーラムにご協賛いただいた近畿ろうきん地域共生推進室の法橋さんからは、「こういった機会を持つことが重要だということを実感しました」というコメントもありました。94名の参加者アンケートからも同様の声が聞かれました。

それぞれがどんな思いでどういった活動をしそれがどう現地の力づけになっているかを知る機会づくりを今後も考えていきたいと思います。