2011年6月26日日曜日

「あいのりボラバス」第3便、活動終了!一路大阪へ!





活動2日目は、あいにくの雨。
今日も曇りなら活動しやすいね、なんてことを話していたのですが、予報によると一日中雨が降り、止む様子はないとのことでした。

雨の中で決行するかそれとも中止するかの判断を、グループリーダーが集まって話し合い、せっかく来たのだからがんばろう!と、午前中のみの時間限定で決行することになりました!

着いた活動先は海も見えない地域にある住宅街で、一見何も被害がなさそうに見えるのですが、すぐ裏手を見ると、津波で壊れた車や瓦礫がそのままの状態でした。

活動内容は、側溝の泥出し。
重たい側溝の蓋を上げ、スコップで泥をかき出し、土嚢袋に入れていきます。
泥をかき出す人と土嚢袋を支える人の二人一組で、どんどん泥を出していくと、だんだん雨も気にならなくなってきていました。

活動は、ちょうど午前中いっぱいで終了!
災害ボランティアセンターには、「活動終了」の報告をすることができました。
昨日の活動は、最後まで終えることができなかったので、ちょっとした達成感があります!

最後には、地域の住民のみなさんが、総出で手を振って見送ってくださいました。
たくさんの感謝の言葉もいただき、小さな子どももおばあちゃんも一緒になって見送ってくださる姿を見て、「雨でもがんばって良かったね!」と、私たちも大満足でした。

その後の様子は、別途ご報告します!

2011年6月25日土曜日

「あいのりボラバス」第3便、1日目の活動終了!



「あいのりボラバス」第3便、1日目の活動が終了しました!
今日の活動先は、鹿折地区にあるお宅で、自宅前にある元牧草地にたまったヘドロを取り除く作業でした。
天候は曇り。気温もさほど上がらず、絶好の活動日和!?でした。

到着した活動場所は、雑草がおおい茂って一面緑色。
どこにヘドロが!?と思ってしまいましたが、スコップで掘ってみると、ヘドロが土の上に5センチほど重なっていました。
つい数日前まではヘドロで茶色だったのが、ここ数日の雨で一気に雑草が伸びてきたそうです。

活動は、この雑草にかなり苦戦!
根が張っているので、スコップでもなかなかすくい上げられません...。
それでも何とかがんばって、かなり取り除くことができました!
あと一歩のところで、活動終了の時間。
あと1回で終わるかなぁと話しながら、活動を終えました。

ご近所の方も何人か来てくださり、地震・津波の時の様子を話してくださいました。
「あいのりボラバス」のメンバーの中には、阪神・淡路大震災の時に被災した人も何人か来ていたのですが、お互い被災した経験があることで、分かち合えるものもあったかもしれません。

明日の活動もがんばりましょう!

↓活動を始めたばかり。ブルーシートのすぐ側まで雑草が生えています。


↓お昼休憩のとき。だいぶ進みました!


↓活動終了時。かなり進みました!※画面奥に見える電信柱の位置で確認してください!

2011年6月24日金曜日

「あいのりボラバス」第3便、再び気仙沼へ




今朝(24日)、気仙沼に向けて、企業・NPO関係者の「あいのりボラバス」第3便が発車しました!東北もいよいよ梅雨入りし、天気が気になるところですがますが、ボランティアみんなの気持ちはすでに東北に向かっています。今回は側溝掃除など地元の方とともに活動の予定。

今回のバスは、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議の他、企業やNPOからのご寄付をいただき実現しました!心からお礼を申し上げます。

2011年6月22日水曜日

本の“かえっこ”ボランティア!

「ボランティアスタイル」は、社会で重要な役割を担っている働きざかりのみなさんに、週末の新しい過ごし方として、“3時間でできるボランティア活動”を多彩なメニューで提案するプロジェクトです。

今回、ご紹介するのは新プログラム「本の“かえっこ”ボランティア」。

実施場所は、神戸市長田区にある「地域人材支援センター」2階に設けられた「高齢者のふれあい・学びの場」。16年前の阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた地域にあります。この「高齢者のふれあい・学びの場」では本の交換会が定期的に施されていて、ボランティアは交換会に参加をして、本の交換に来られた方と接したり、本の整理整頓、ポップづくりなどを通して、本の“かえっこ”を裏方から支えています。

2011年6月17日金曜日

被災地支援を考える学習会2「ジェンダーに配慮したコミュニティ防災」開催(6月29日)

大阪ボランティア協会では、東日本大震災の被災地支援をするにあたって学ぶべき、様々なテーマの学習会を開催しています。

第2回は、ともすれば見過ごされがちな「ジェンダー」に配慮し、避難所における支援の有り様やコミュニティ防災を考えるというテーマで、国際連合地域開発センター(UNCRD)防災計画兵庫事務所研究員の斉藤容子さんをお招きし、お話をお伺いします。

■日時
2011年6月29日(水曜日)19時~21時00分

■会場
大阪NPOプラザ 会議室(大阪市福島区吉野4-29-20)

■講師
斉藤容子さん
【勤務先】国際連合地域開発センター(UNCRD) 防災計画兵庫事務所研究員
【プロフィール】大学時代に1年間のカナダ留学を経験。ボランティアの本当の姿を知る。卒業後は、海外で復興支援を行うNGO「CODE・海外災害援助市民センター」に勤務。その後イギリスの大学院にて修士を取得し、現在の「防災計画兵庫事務所」での勤務となり、海外での防災プロジェクトに携わる。

■内容
海外被災地の支援や、東北大震災でのボランティア活動経験を通じた斉藤さんのお話から、一人ひとりが被災者に寄り添い、支援をするにあたって大切なことを学習します。

■対象
東日本大震災の支援を考えている個人、NPO関係者など

■定員
30名(先着順)ただし、定員になり次第締め切ります。

■参加費
1,000円(大阪ボランティア協会会員800円)

■主催
社会福祉法人 大阪ボランティア協会

■申込み
大阪ボランティア協会ホームページからお申込みください。

2011年6月15日水曜日

企業・NPO支援者による「あいのりボラバス」・第2便

東日本大震災・被災地支援ボランティアバス第2弾発進!

 大阪ボランティア協会では、企業のCSR担当者やNPOで活動を推進するメンバーによるボランティアバスを企画、第2便を実施した。
 
 6月10日から13日まで、宮城県気仙沼市に総勢30人で活動にむかった。大阪からバスに揺られて13時間。夜9時に仙台に到着。ホテルで一泊後に翌朝7時に気仙沼に出発。仙台と気仙沼は3時間あまり。最初の活動先は唐桑町小鯖漁港のガレキ撤去。小雨がぱらつく中、3階建て家屋の屋根をかすめていったという津波被害の漁港に散乱する様々なガレキを片付けた。唐桑町はマグロの遠洋漁業で栄えた町。「唐桑御殿」と呼ばれる豪壮な家屋は津波で流され、その基礎部分から立派な家屋を想像した。15時までの活動時間に、ほぼ見渡す限りの範囲のガレキを撤去。集積場は小山のようになった。

 小雨も昼から一転して晴天。海と空の青、山の緑、漁船の船縁の白、その美しさに参加者みんな、活動の手を止めて、しばし休憩。地盤沈下と満潮時で岸壁まで海面が迫り、長靴の泥を落とすため、岸壁に腰掛けて長靴の足先を海につける。ひんやりした足湯?みたいで気持ちよい。しかし、振り返れば消え去った港町。そのコントラスト、いずれも同じ海のしわざに、海の恵みの豊かさと、反面の厳しさを垣間見る思いにとらわれた。活動地を離れるとき、わたしたちの活動を遠くから眺めていた、おばあさん、その娘さんと覚しき女性と孫。バスの出発に深々とお辞儀をされた。少しでも役に立ったという実感で胸が熱くなった。

 翌日は、気仙沼の中心にある「魚市場」。カツオ水揚げのときに使用するコンテナの清掃にかかる。重油がこびりついたコンテナは、タワシやスポンジをつかって、台所用クリームクレンザーでひたすら洗う。お昼までの活動で、124のコンテナを仕上げる。津波によって、市内全域にコンテナが流され、戻ってきたコンテナは1~2割程度。

 ボランティアのつぶやき「自分らがこれから食べるカツオを水揚げするコンテナやと思ったら、やっぱりきれい方がええよね」。洗浄活動をレクチャーしてくれた漁師もうなづく。「6月は、カツオの水揚げを実現したいですね」。漁師の褐色の顔。口元にのぞく白い歯は、漁船の船縁と同じ。鮮やかな白をしていて、それはとびっきりの笑顔であった。「今度、気仙沼に戻りカツオを食べに来てね!」という声に、参加者みんな無言の約束を交わしたように思った。

 そのあと、気仙沼湾の入り口近くに位置する階上地区に移動、個人宅の畑に散乱する漂着物の撤去に向かう。ここは伊達家仙台藩の塩田跡を見下ろす高台。こんな高台にまで津波は押し寄せ、気仙沼湾の入り口という位置のため、さきほどまで洗浄していた魚市場のコンテナがここにも見つかり、あらゆるものが最終的に漂着したような状態であった。

 畑の再生のため、重機を入れる前に、できるだけ人手で漂着物、ガレキの撤去を希望されて、最後の活動として撤去に取りかかる。7回生まれ変わっても見ることがないような無数のハエに目を疑いながら、漂着物をひたすらゴミ袋に入れていく。30人、2時間の活動で、あっという間にゴミ袋の山に。

 今回のボラバスも、被災地支援として、また企業の社会貢献、CSRや、NPOによる支援の展開にむけて、もっと根源的には、同じ思いを共有する仲間の連帯の場として、気づきと学びとそれから、いくばくかの現地支援にもつながったように思う。遠方とはいえ、1回行くと、2回目は近く感ながら、そんな継続的なかかわりにつながる活動だと再認識している。

2011年6月13日月曜日

NPO法改正まで、あと一歩!

こんにちは、水谷です。

議員立法による制定を目指す「特定非営利活動促進法(NPO法)改正案」が6月9日午後の衆議院本会議に上程され、衆議院を通過しました!(この衆議院本会議を傍聴してきまして、「ようやくここまで来たか」とちょっと感動!)。

分野の増設から計算書類の変更などから、認定NPO法人制度の盛り込みと認定機関を国税庁から都道府県・政令市へ移管など、これまで変更を求めてきた内容がたくさん盛り込まれております。

シーズ・市民活動を支える制度をつくる会のウェブサイト「npoweb」にて、新旧対比の表があります。ご参照を!
http://www.npoweb.jp/modules/news1/article.php?storyid=3473

うまくいけば、今週の参議院本会議で可決・成立します。ニュースにご注目を★

2011年6月11日土曜日

「あいのりボラバス」第2弾、気仙沼に出発!

10日朝、気仙沼に向けて、企業・NPO関係者の「あいのりボラバス」第2弾が発車しました!仙台での合流組も加えると約30名。初日は、唐桑半島にある小鯖漁港で活動します。天気、におい、気温など、体調面の管理に要注意な時期ですが、「少しでも現地の力に!」と、がんばってまいります★

2011年6月6日月曜日

神戸からの発信~「新しい公共推進会議」震災支援制度等WG意見交換会



昨日、神戸にて、「新しい公共推進会議」震災支援制度等ワーキンググループが
出している提言に関する対面パブコメ意見交換会がありました(当協会も共催)。
パブコメはすでに終了していますが、以下の内容で公募がありました。
 http://www5.cao.go.jp/npc/shinsai-ikenbosyuu/shinsai-ikenbosyuu.html
委員である早瀬さんやシーズの松原さんとともに、被災地であった神戸のメンバーと意見交換で、短い広報期間にもかかわらず、30名近くが集まりました。

出てきた意見としては、現地にどう寄り添えるか、被災者主体と言っても疲弊感のある現地だけでできるのか、といった点、支援の規模感や期間の設定イメージを明確にすることや支援拠点ありきではなくもっと機能重視が良いのでは…という点、また、産業とのつながりづくりの重要性…といったことなど、様々な意見が出てきました。

松原さんが最後に言われた「東北地域にあった過疎化の問題が一気に加速した感がある」ことは、今回の被災が単なる災害だけでは済まない部分を示唆した点だと思います。この点、またじっくり考える必要がありそうです。

2011年6月3日金曜日

チェルノブイリから福島へ…を聞く

こんにちは、事務局の水谷です。

6月1日、神宮寺住職で、
チェルノブイリ連帯基金の事務局長をされていた高橋卓志さんを
お迎えし、チェルノブイリ事故の支援活動を通じて、
今回の福島原発事故をどのように見ているかのお話を伺いました。

この会の司会進行をさせていただきましたが、
今回のようにずっしりと重い集いもあまりないのではないかと。
これからの道のりの遠さと重さがずしんときた…という感じでしょうか。
そして、私たちはあまりに知らなさすぎることをただただ実感した、としか言えません。

言葉にならない様々な参加者の思いを、会場の静けさの中に感じました。
報告はまた後日HPにアップされると思いますので、またご覧ください。

今後の被災地支援のあり方を考えることは、
自分たちの足元の活動や暮らしそのものを問うことに直結する、
これが全てだと思います。

今後もこの被災地支援を考えるシリーズは続きます。
風化しないような取り組み、じっくりしっかり考えていきたいです。

多文化子育てサロン開催!

多文化事業も今年度さらに少しずつですが進めています。
ボラ協の事務所のある大阪市福島区は大阪中心部の利便性の良さから、マンションが次々と建設されています。そこに移り住んだ若い世帯の住人と、比較的古くから住んでいる人と大きく二つに分かれるようです。
若い世帯の中には外国人の家庭もありますが、子育て中の外国人のお母さんたちは慣れない環境や言葉の中で孤立しがちであることが浮かび上がっています。

福島区保健福祉センターの保健師さんから、担当する家庭訪問で言葉が通じなくて困ったがどうしたらどうしたら、というお話しもききます。
外国人のお母さんたちが子連れで通える日本語教室は実際ほとんどなく、なかなか日本語を学ぶ機会の乏しいのが実情です。

そこでボラ協の多文化共生事業委員会や多文化共生推進チームのメンバーで日本語学習支援に携わる人を中心に、外国人の親が集える居場所をまず作ろう、ということになりました。
保健福祉センターさんから情報提供などの協力を、場所の都合を区民センターさんからバックアップしていただき、「いろいろな国の親子集まれ!子育てあれこれお話しサロン」を6月から定期開催することになりました。
日時:6月8日(水)10時~11時30分
場所:福島区民センター2階和室

先立つ3月にはプレサロンとお試し企画を実施しています。

ボラ協が外向けに多文化共生事業を打ち出すのはこれが初めてですが、多文化共生という、多様な人々の参加、創造、協働による社会を目指して進めたいと思います。
またこの「多文化子育てサロン」の様子は適宜報告していきますので、ご注目ください。

2011年6月2日木曜日

ボランティアスタイル!参加者募集中!

ボランティアスタイル!休日3時間でできるボランティアプログラム!
6月は6つのプログラムが参加者大募集中です。(すでに締め切ったものもあります)

6月11日(土)には「本のかえっこ」「コミュニケーション作り」のボランティア活動があります。
今まで参加したことのないボランティア活動にぜひ。

6月18日(土)は「夜回り」のボランティア活動。
6月25日(土)は「動画作成」「サッカー」のボランティア活動があります。
カメラで撮影!スポーツを楽しみながらボランティア!

定期的なボランティア活動を実施していますので、ぜひご参加申し込みください!