2011年5月29日日曜日

被災地支援現地報告会&ディスカッションの録画です!

こんにちは。
映像発信チーム「トライポッド」の大谷です。

28日の会員総会のあと、午後に行われました被災地支援現地報告会&ディスカッションをUstreamで中継しておりました。事前の告知が十分でなくてご覧いただけなかった方も多かったかなと思います。すみません。

録画を残しておりますので、今からでもご覧いただけるとうれしいです。
【2011年5月28日】被災地支援現地報告会&ディスカッション
録画を「被災地支援現地報告会」「ディスカッション発表」の順に御覧ください。

なお、Twitterをされている方は大阪ボランティア協会のアカウント(@osakavol)をフォローしていただければ今後、中継情報など入手しやすいと思います。ぜひフォロー下さいませ。
https://twitter.com/#!/osakavol

2011年5月26日木曜日

被災地支援を考える学習会1「チェルノブイリから福島へ~支援のあり方を学ぶ」開催(6月1日)

東日本大震災の被災地支援をするにあたって学ぶべき、様々なテーマの学習会を開催します。
まずは第1回として、地震・津波に加えて原発事故の影響がある福島県への支援をするにあたって、過去にチェルノブイリ原発事故の支援活動を行った実績のある高橋卓志さんをお招きし、お話をお伺いします。
ぜひ、ご参加ください。

■日時
2011年6月1日(水曜日)18時30~21時00分

■会場
大阪NPOプラザ 会議室(大阪市福島区吉野4-29-20)

■講師
高橋卓志さん
(神宮寺住職、1991年から1997年の6年間で36回チェルノブイリに通い援助活動をおこなう)

■内容
チェルノブイリ原発事故の被災者支援の事例を通して、今後、福島を支援するにあたってのヒントを考えます。
※放射能の影響を知るための学習会ではありません。

■対象
福島に想いを寄せる方、福島への支援を考えているNPO関係者など

■定員
30名(先着順)ただし、定員になり次第締め切ります。

■参加費
1,000円(大阪ボランティア協会会員800円)

■主催
社会福祉法人 大阪ボランティア協会

■申込み
大阪ボランティア協会ホームページからお申込みください。

2011年5月24日火曜日

災害ボランティア説明会を開催しました!

事務局の白井です。

5月22日(日)に災害ボランティア説明会を開催しました。
詳しい報告を、「大阪ボランティア協会・事業レポート」にアップしましたので
ご覧ください(^^)

当日は、4月、5月にボランティアバスで宮城県へ活動に行かれた
ゲストスピーカー2人をお迎えし、被災地でのボランティア活動に参加しての
リアルなお話しを伺いました。

参加者からは、「現地での活動イメージがわきました」「被災地に行きたいけれど
不安に思っていたことがお話を聞いて解消しました」「心構えや注意点がわかり、
これからの準備に役立てたいと思います」などの声がありました。

災害ボランティア説明会は、6月・7月も開催予定です☆

福島県いわき市での応援活動

私、金治は5月10日から5月19日まで福島県にある「いわき市災害救援ボランティアセンター(いわき市VC)」で応援活動を行ってきました。

いわき市VCでは平日で約200名、週末で約500名のボランティアが活動を行っています。応援活動中感じたことは、災害VCは“生き物”ということ。日(天候、平日or週末など)によって体制が変わることもしばしばでした。震災から2カ月が経ち、ボランティアの作業内容もこれまでガレキの撤去や側溝清掃などガテン系のものが大半でしたが、要支援者のサポートニーズなども次第に出てきています。同時に、「どこまでボランティアがするのか」という問いかけがボランティアの間から出ることもありました。

いわき市VCでは今月から日々の活動を伝えるブログを開始しています。
ぜひ、チェックしてください!
☆http://iwakisaigaivc.blog.fc2.com/


(追記)
現地ではホテル暮らしで外食ばかりしていたのですが、ごはんを食べに入ったお店の店員さんから「いわきのために来てくれてありがとう!」と何度も言っていただきました。

2011年5月21日土曜日

気仙沼市での支援あれこれ

私、梅田は5月5日~16日と主に気仙沼市災害ボランティアセンターに白井さんの後を継いで入らせてもらいました。
気仙沼市では、仮設住宅への入居が進み、集会場で紙芝居なるイベントも開催。
子どもたちを始め多くの方が参加し、笑顔のあふれる会となりました。
こういった会を通して、今後住民同士のつながりができればなぁと考えていたりもしました。




市内では地元NPOや支援に入っているNPO・NGO・個人・団体と多くの方が関わっています。
GWを過ぎて、人手不足の中を支援者の人たちと手を組んで被災地を応援していく、そんな動きが少しずつですが、でてきています。
気仙沼市災害ボランティアセンターでは、ツイッターを始めました。
@kesennumavolcen
正しい情報を自分たちから発信していこうとしています。ぜひチェックしてください。

2011年5月18日水曜日

放っておけない~関西からできることを

この投稿は、市民活動総合情報誌『ウォロ』2011年5月号「協会発・トピックス・ボランティア」に掲載した記事の転載です。同じ号の特集は「被災者主体、震災に立ち向かう市民たち」です。ぜひ、ご覧ください(1部500円)。

東北に思いを寄せて
 東日本大震災に対して、大阪ボランティア協会として何ができるのか。発災から一夜明けた3月12日、この問いかけを胸に当協会会員有志が集い、自分たちのやるべきことを話し合った。「まずは、できるこ
とから動こう!」――その夜、当協会のウェブサイトを通じてメッセージを発信し、14日には関西にて「主に関西の中間支援・NPOによる東北地震・津波被災地支援に関する情報交換の集会」を開催した。さらに18日には被災地に職員を派遣するとともに、活動支援金を呼びかけ、21日には関係団体とともに「相乗り」プロジェクトに取り組むこととなった。

「ひと」の数珠つなぎ
 先の議論のなかで「人」を送り出すことへの合意は早かった。今回は災害支援の取り組みに定評のある「災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(事務局は中央共同募金会)」の運営支援者として、3月18日から被災地の災害ボランティアセンター(以後、「災害VC」と表記)に、協会職員を派遣することにした。4月30日現在、職員が交替で被災地に駆け付けている。
 最初に応援に入ったのは宮城県災害ボランティアセンター(仙台市)。ここでは主に活動資機材の調整任務にあたった。発災から約1ヵ月たった4月9
日より、宮城県気仙沼市災害VCに任地を移し、地元スタッフに寄り添いながら運営支援にあたっている。一方で、4月8日からは福島県災害VC(福島市)にも派遣を始め、VC総務や情報発信のサポートにあたっている。

毎日が即興のチームづくり
 災害VC(写真1)とは、災害時のボランティア活動推進の拠点となる組織またはその場所のこと。災害VCと称さずとも、社会福祉協
議会などが災害ボランティア活動を推進する場合も含む。災害VCの組織は、被災市町村の社会福祉協議会職員やNPOなど地元スタッフが核となりつつ、外部支援者や運営支援者(協会職員の立場はここ)らが参画して、協働型で運営するスタイルが主流となっている。災害VCには外部の応援者が入れ替わりで入ることが多いため、毎日の体制づくりや、持続可能な人員配置が極めて重要となる(写真)。

地元スタッフに寄り添う
 支援活動にあたって大切にしたいことは、徹底的に「地元主
体」を貫くことだ。誰が担っても大差のないこと、たとえば会議の進行役や記録・板書係、書類作成、情報収集、活動資機材の調整や整理、運転などは、外部の応援団が手伝ってもよい。しかし、被災された地域の方や地元のキーパーソンと直接会って話をすることや、活動方針づくりやトラブルへの対応などスタンスを明確にする場面での意思決定は地元スタッフが行うべきだ。ともかく初めてのことが多い災害支援現場では、誰しも迷いや戸惑いが生じてあたりまえである。そのようなときは、地元スタッフがよき判断をできるよう、傍にいて助言をしたり、励ましたりすることが、地元の外から入る応援団にできることの一つではないだろうか。

大阪ボランティア協
会 永井美佳

(写真1)
気仙沼市災害ボランティアセンター
写真提供:猪俣健一










(写真2)
福島県災害ボランティアセンター・スタッフ体制図
ふせん紙にスタッフの名前を書き、毎日貼り変える

2011年5月11日水曜日

GW中の宮城・気仙沼へ

こんにちは、水谷です。

GW期間に、コーディネーター派遣の一環で、福島県の災害VCの支援活動を、江渕さんの後任で入ってきました。福島の様子は、ウェブサイト「福島県災害ボランティアセンター」にてチェックしてください。

ボラ協発のボラバスを待つ間、白井さんが派遣されている気仙沼に立ち寄ってきました。GWということもあって、とにかく人が動く、動く。大変活発なセンター活動をされておられました。

気仙沼では多くのNGOが様々な形で協力しながら、支援活動が進んでいます。気仙沼にある本吉支所ボラセンは、シャンティ国際ボランティア会が運営しているもの(支所のコンテナからは美しい海が見えていて、その海の美しさと沿岸の被害のすさまじさの差に言葉を失う部分もありました)。ここでは沿岸部の避難所支援を行っており、訪れた時には、災害ボラセンとNGOの協働も次のフェーズに移りつつある話も聞きました(下の写真は本吉支所)。

支援の輪の広がりとともに、地元の力がぐぐっと沸き起こっていく下支え的な活動を進めていけたらよいなと感じた次第です。

2011年5月9日月曜日

企業・NPO支援者による「あいのりボラバス」


東日本大震災・被災地支援ボランティアバス第1弾発進!

 大阪ボランティア協会では、企業のCSR担当者やNPOで活動を推進するメンバーによるボランティアバスを企画、第1便を実施した。これは現地でのボランティア活動を通じて、今後自社や団体連携で被災地支援のあり方を考え、具体的な復興支援を進めていくために、被災地でのボランティア活動への参加を呼びかけたもの。5月5日から8日(活動日は6日、7日)の行程に、企業やNPOなどから23人が集まった。

 宮城県災害ボランティアセンターのボランティアバスの募集に応募、活動先は東松島市災害ボランティアセンター(大曲地区)に。大阪から13時間、バスに乗って仙台に到着。翌日、仙台から高速道路で1時間あまりの活動先に到着。4班に分かれて、住宅地の泥かきや、家財道具の整理などを行った。

 海岸線から2キロあまり内陸に向けて広がっていた水田は津波にのまれ、その現状に言葉を失うも、5人ほどのチームとなった各班で、住宅地を訪問。床下の泥かきや、庭先に流れ着いたゴミの撤去、室内に入り込んだヘドロの除去、家具の運び出しなど、2日間で、12件のお宅の手伝いを行った。

 メディア等では決して知ることが出来ない、被災地の空気感や奥行き、そして被災された人びとの表情、個々人それぞれの立場から語られる震災発生の様子や、その後の生活のありようなど、ここで得た情報、経験から、参加者それぞれの感想には「継続的に関わりたい」「ボラバスに社員も参加させ、支援を広げていきたい」「こんなに心から感謝されることは今までになかった」「これから何をするか。もう何も出来ないというのは、言い訳でしかない」といった声があがった。

 たしかに高速バスで13時間は距離があるかもしれないが、決して行けない距離ではないし、そこには多くの人びとがボランティアの助けを求めている。遠方からの支援を考え実行するためには、現地と関係を作り、そこから具体的な支援の方策を進めていくことが必要のように思う。活動先で出会った皆さんに「がんばってや、また、来るからね」という言葉が掛けられるような継続的な支援につながるように、今回のメンバーは、今後もボランティアバスの発進に向けて走り出している。

2011年5月8日日曜日

ボラ協版・ボランティアバスが帰着!

本日10時過ぎ、宮城県東松島市で支援活動を行っていた、ボラ協版「ボランティアバス」が大阪NPOプラザに帰ってきました!






被災地では、個人のお宅にお邪魔し、床はがしや泥出しなどを行ったとのこと。
住民の方から差し入れをいただくなど、交流も図れたそうです。

GWで高速道路が混むかと思っていましたが、最終日の夜に移動だったため、予定より早めに到着することができました。
とはいえ、長時間の移動や体力勝負の泥出し作業などで、身体は相当お疲れかと思いますので、みなさんゆっくり休んでくださいね。

2011年5月7日土曜日

福島県での応援活動のご報告

3月11日に発生した東日本大震災。
協会は、翌週の3月18日から宮城県で、4月8日から福島県で支援活動を行っています。

私、江渕は、永井さんの後を引き継いで、4月18日から30日まで福島県災害ボランティアセンターの応援に入りました。

マスコミ報道で詳しくなった人も多いかと思いますが、福島県は太平洋側から「浜通り」「中通り」「会津」と呼ばれ、県庁所在地である福島市や郡山市は「中通り」にあります。そして、津波被害があった地域や原発で避難地域に指定されている場所などは「浜通り」です。

福島県の複雑な課題はやはり原発の影響で、避難地域に住んでいる住民の方々が中通りや会津に避難されてきているため、福島県の全域であらゆる支援が必要となります。
避難をされて来ている方、二次避難でホテル・旅館暮らしをされている方、地震・津波被害による片付けが必要な方、仮設住宅に転居しようとしている方、遠方に避難されていて戻って来られた方など、被災された方それぞれのタイミングに合わせた支援が必要であり、それらを行うために全国からまだまだ支援が必要だなと感じました。

さて、福島県滞在中の活動内容についてですが、主に担当したのは総務と広報です。

福島県災害ボランティアセンターには、福島県社会福祉協議会の職員の他に、全国の社会福祉協議会からブロック派遣で応援に来ているメンバー(福島県は、関東Aブロックと九州ブロックが担当)や、福島県のNPOメンバー、地元企業のボランティア、そして協会がエントリーしている災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)のメンバーと、たくさんの人が出入りをしています。市町村の災害ボランティアセンターも同様で、たくさんの人たちによって支えられています。

総務の業務では、日々入れ替わるメンバーの確認や、ホテルやレンタカーの手配などを行いました。江渕の滞在はちょうどGW前で、GWにボランティアが増加することを想定してスタッフ体制も強化したため、福島入りする方たちへの連絡などに追われていました。

広報の業務では、ウェブサイトのコンテンツ作成と更新、そして災害ボランティア通信の発行です。
ウェブサイトと通信は、支援活動についてのマスコミ報道が、宮城・岩手に集中しており、福島と言えば「原発」の話題ばかりだったため、「実際の福島」を伝えようというのが狙いで、前任の永井さんが滞在中に企画会議が行われたものです。
それを引き継いで、4月25日にウェブサイトをオープン、翌4月26日に災害ボランティアセンター通信の創刊号を発行することができました。

ウェブサイト「福島県災害ボランティアセンター」
福島県災害ボランティアセンター通信

通信は、協会の常任運営委員でもある筒井さんら日本ボランティアコーディネーター協会のスタッフとも協力して作成しており、現在第2号まで発行されています。第3号は5月9日発行予定で、今後も週1回のペースで発行していきます。

また、ウェブサイトもたくさんの方から反響をいただいており、福島の「今」が伝えられています。ぜひチェックしてみてください!

2011年5月6日金曜日

東松島市で活動しました(ボランティアバス)


先日(5/5)、出発したボランティアバス!本日、宮城県東松島市大曲地区にて活動しました。4つのグループに分かれて行いましたが、私のグループは、床はがし・泥出しを個人宅で自分たちだけではなく家の方とも一緒に活動しました。被災地にふれるとともに被災にあわれた方とのふれあいも大切です。

2011年5月5日木曜日

ボラ協版・被災地支援ボランティアバスが出発!

3連休の最終日である5日の早朝、大阪NPOプラザからボランティアバスが出発しました!

大阪から13時間の道のりを経て、5日夜には宮城県東松島市に到着予定。
明日・明後日と支援活動を行う予定です。

今回の大阪ボランティア協会版「ボランティアバス」は、一般公募ではなく、今後被災地支援を検討している
・企業のCSR・社会貢献担当者
・NPOの運営スタッフ
・NPOや大学等でボランティアに関するコーディネートに携わっている方や、講義を担当する方
などに対象を絞って募集を行いました。

この支援活動を通して、更に被災地支援の動きが広がっていくことを願っています。

なぜ、ゴールデンウィーク中に新規の受付を見合わせるボランティアセンターがあったのか?

こんにちは。岡村です。

4月1日から9日に宮城県災害ボランティアセンターを中心に、利府、女川、石巻、七ヶ浜、東松島、亘理を巡回させていただきました。


さらに、4月16日から30日に気仙沼市災害ボランティアセンターの応援に入りました。途中、東松島市災害ボランティアセンターの応援もスポットで入りました。


各市町の災害ボランティアセンターを訪問させていただく中で、当たり前のことですが、各センターのあり方も、進め方も体制もまったく異なることを改めて痛感しました。


さて、今日は、よくご質問いただく「なぜ、ゴールデンウィーク中の最もボランティアが必要な時に、ボランティアセンターは新規の受け付けを見合わせるのか?」について、私の経験の中での状況をお伝えします。あくまで個人的見解です。


一般的に、ボランティア活動の受け付けには、事前にボランティア活動に来てほしいというニーズの受け付けや、活動場所へ事前に下見に行ったり、地域の自治活動に取り組まれているリーダーにご挨拶に伺ったりと、できる限りの準備をします。これは、地域住民とボランティアとが、良き出会いができるように、また、できるだけ効果的な活動になるように願って取り組まれているものです。


気仙沼市災害ボランティアセンターにおいても、ゴールデンウィークは多くのボランティアの方が活躍されたと伺っています。私が応援に入ったゴールデンウィーク直前までも、できるだけたくさんのボランティアに活躍いただけるよう、フル回転で、ぎりぎりまでボランティアを受け付け、事前準備をしました。

自ら被災されている地元職員の方も、応援に入っているNGOのスタッフの方たちと協働しながら、十分な休みも取らずに、精力的に活動の準備に取り組まれています。それでも、宿泊場所の不足や交通渋滞、地元住民の皆さんの対応などを考えると、ゴールデンウィーク期間中は、新たなボランティアの受け付けを見合さざるを得なくなりました。事前のお問い合わせ件数だけで、地域で対応できる人数を超えてしまったということです。


ボランティアに行こうと思ってくださった方には、感謝の気持ちでいっぱいであると同時に、ゴールデンウィーク明けも活動は続きます。現地では、息の長い活動が必要です。ぜひ、これからもお問い合わせいただければと願っています。