2011年5月7日土曜日

福島県での応援活動のご報告

3月11日に発生した東日本大震災。
協会は、翌週の3月18日から宮城県で、4月8日から福島県で支援活動を行っています。

私、江渕は、永井さんの後を引き継いで、4月18日から30日まで福島県災害ボランティアセンターの応援に入りました。

マスコミ報道で詳しくなった人も多いかと思いますが、福島県は太平洋側から「浜通り」「中通り」「会津」と呼ばれ、県庁所在地である福島市や郡山市は「中通り」にあります。そして、津波被害があった地域や原発で避難地域に指定されている場所などは「浜通り」です。

福島県の複雑な課題はやはり原発の影響で、避難地域に住んでいる住民の方々が中通りや会津に避難されてきているため、福島県の全域であらゆる支援が必要となります。
避難をされて来ている方、二次避難でホテル・旅館暮らしをされている方、地震・津波被害による片付けが必要な方、仮設住宅に転居しようとしている方、遠方に避難されていて戻って来られた方など、被災された方それぞれのタイミングに合わせた支援が必要であり、それらを行うために全国からまだまだ支援が必要だなと感じました。

さて、福島県滞在中の活動内容についてですが、主に担当したのは総務と広報です。

福島県災害ボランティアセンターには、福島県社会福祉協議会の職員の他に、全国の社会福祉協議会からブロック派遣で応援に来ているメンバー(福島県は、関東Aブロックと九州ブロックが担当)や、福島県のNPOメンバー、地元企業のボランティア、そして協会がエントリーしている災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)のメンバーと、たくさんの人が出入りをしています。市町村の災害ボランティアセンターも同様で、たくさんの人たちによって支えられています。

総務の業務では、日々入れ替わるメンバーの確認や、ホテルやレンタカーの手配などを行いました。江渕の滞在はちょうどGW前で、GWにボランティアが増加することを想定してスタッフ体制も強化したため、福島入りする方たちへの連絡などに追われていました。

広報の業務では、ウェブサイトのコンテンツ作成と更新、そして災害ボランティア通信の発行です。
ウェブサイトと通信は、支援活動についてのマスコミ報道が、宮城・岩手に集中しており、福島と言えば「原発」の話題ばかりだったため、「実際の福島」を伝えようというのが狙いで、前任の永井さんが滞在中に企画会議が行われたものです。
それを引き継いで、4月25日にウェブサイトをオープン、翌4月26日に災害ボランティアセンター通信の創刊号を発行することができました。

ウェブサイト「福島県災害ボランティアセンター」
福島県災害ボランティアセンター通信

通信は、協会の常任運営委員でもある筒井さんら日本ボランティアコーディネーター協会のスタッフとも協力して作成しており、現在第2号まで発行されています。第3号は5月9日発行予定で、今後も週1回のペースで発行していきます。

また、ウェブサイトもたくさんの方から反響をいただいており、福島の「今」が伝えられています。ぜひチェックしてみてください!

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