2011年7月11日月曜日

「あいのりボラバス」第4便

大阪ボランティア協会による「あいのりボラバス」第4便となる今回は「近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度」のご協力のもと、総勢24名の参加者を乗せ、宮城県気仙沼市・大島での活動を行なってきました。
7月8日の朝8時前に大阪NPOプラザを出発し、約13時間をかけて北上。宿泊のため岩手県一関市へ。翌朝9日は7時前に旅館を出発し、大島へと渡りました。


朝9時半ごろから活動開始。内容は、休耕田に流れ込んできたがれきや建材の撤去でした。一同汗だくになりながら、まぶしいほどの晴天と、泥と格闘すること半日以上・・。15時ごろには撤去がほぼ完了し、小屋が建てられるほどのがれき類の山ができました。依頼者ご夫妻の、バスが見えなくなるまで、ずっとずっと手を振り深々とお辞儀をされる様子を見て、こみあげてくるものを感じる参加者もありました。


活動2日目となる10日(日)の朝も、午前中の天候は快晴。こんどは海岸近くのホテル敷地内の清掃活動を実施しました。
午前中、屋外での活動が終わり、休憩していよいよ屋内の片づけを・・、というところで、地震が発生。注意報(気象庁より)・警報(島内消防より)の発令を受け、午後の活動は休止に(大島への津波は10cmほどでしたが、そのレベルでもカキを養殖している筏のロープが切れて流されていってしまうことなどがあり、地元にとっては津波が起こること自体が、島の経済などに大きな影響を与えるそうです)。すべてを言葉には出さないものの、活動を心待ちにしていた依頼者ご夫妻の、残念そうな様子が忘れられません。


今回のバス企画が、参加者の被災地への想いを深め、共有する場となったことは間違いないようで、東北を身近に感じる人が増えたことを確信しています。

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