2011年10月15日土曜日

【紀伊支援】ボラバス第5便、活動してきました!

梅田純平です。
10月12日~13日に少数精鋭の5人で活動をしてきました。
今回はボラバスではなく、ボラカーということで、運転を交代しながら
宿泊先の冨士屋を目指しました。
311号線が開通しているとのことで通りましたが、
途中にライトアップされた土砂崩れがありました。山の中は真っ暗ですので
異様な景色に一同、驚きました。

12日、冨士屋は提灯に電気をつけて夜に到着した我々を待っていてくれました。その姿勢にまた訪れたいなぁと思いました。

13日は曇りの中での活動となりました。
1件目は瀞峡ジェット船乗り場の前のおうち。そのおうちの前にある泥でつまってしまった側溝内の泥出し。途中、被災した時の状況を伺った。家の裏の山まで逃げて、向こう側を眺めると高台に置いておいた車はすでに水の中。「何が起きているのか分からなかった」とのことでした。
ボランティアにお願いしたのは2回目だということで、泥だしは一定終了したのですが、細かいところは出した泥を回収してもらって再度来てもらうようにしたらいいですよとお話ししました。

2件目は土壁はがしの活動。雨がちらつきだした中での活動でしたが、
トンカチ片手に土壁を落とし、外に運び出していました。
活動先のおうちのお友達のおじさんと一緒に作業を行いました。
紀宝町の方だそうで、奥さんと4日間連絡が取れず、奥さんは今
PTSDではないかとご心配されていました。「生きててもつらい」と
おっしゃってましたが、そんなことはありませんよと話をしました。
時間がきてしまったので、落とした土壁の土をどけてもらえるように
継続して支援に入ってもらえるようにお願いしました。

参加者の一人が現地に残って活動を続けるということで
宿泊先に送り届け、大阪に戻ってきました。
帰りの車の中で振り返りを行いました。「1万人の1の力になれたかな」
被災地・被災者に思いをはせて、それぞれができることを
考える機会となりました。

1 件のコメント:

下田 さんのコメント...

梅田さん、お久しぶりです。JVCの下田です。紀伊半島の支援に当たられていたのですね。お疲れ様です。各地で自然災害の影響が出てきていますが、お身体にお気をつけて。私も関西に行くときにはぜひ寄りたいと思います。