2011年3月28日月曜日

救援物資(第2弾)を福島、仙台、宮古へ!

NPOと企業と行政の「相乗り」作戦
(ライド・トゥギャザー・プロジェクト)


■福島県飯舘村の情報をキャッチ

3月24日(木)・・・午前中、協会内で情報共有された中に、福島県飯舘村からの緊急支援要請「放射能汚染の懸念があって、飲み水が無く困っている」をキャッチ。原発から距離にして40キロ、避難円のちょうど縁にあたる位置だ。役場に電話してニーズ状況を聞き取ると「来週の火曜日には水がなくなります」・・・

その一方、仙台市の医療療育センター、および岩手県宮古市の福祉NPOから物資ニーズの聞き取りを進めており、飯舘村への「水」輸送と相まって、25日(金)発送、26日(土)に物資を現地へ!という「福島~仙台」コースが急浮上、それに向けて、各セクター(NPO、企業、行政)が一斉に調整に入った!

大阪市の協力から、水道局のペットボトル「ほんまや」(350ml)1万本の発送に向けて動き出すと同時に、民間サイドで情報収集につとめていた上記、仙台と宮古への物資を、それぞれ「相乗り」便として輸送にむけて、おたがいの背中を押し合うように怒濤の勢いで、調整を進める。しかし、午前中の飯舘村情報の初動キャッチから、ここまでに時間を費やし、すでに同日24日の夜・・・



■物資、ボランティアの呼びかけ ~超緊急募集「明日の正午までに!」

さあ、これから物資の提供の呼びかけと、仕分けや積み込みのボランティアへの呼びかけだ。四の五の考える暇なく、協会のネットワークより、まずは物資の提供を、リンクアップフォーラム参加の企業さんへ呼びかけ、それから今回震災に際して立ち上がったML等に情報発信。続いて、ボランティア募集は、あまりに直近であることより、こちらも日頃から協会の事業にお手伝いいただいている顔なじみのボランティアスタッフみなさんに個別に連絡・・・こうして、25日(金)をむかえることになった。

ここまで、加速度的な各方面への調整が、同報メールや電話などで無数にやりとりされ、その工程をまとめあげたのは、大阪市の担当職員さんであった。まさに、行政マンの情報整理能力をフル活用いただき、当日の活動の流れの把握が一気に進んだ。

そうして、輸送の当日・・・リンクアップフォーラムの企業さんからの物資や、ボランティアたち、さらには、大阪市・元扇町高校に集まってきている緊急物資の提供を受けて、最後に、柴島浄水場で1万本の「ほんまや」を積み込んだ「相乗り」トラックが、大阪を出発。翌日26日(土)の朝には、福島県飯舘村に、同日昼には仙台市に到着(宮古市へは、佐川急便にて個別発送)。



■「物」に気持ちを乗せて届けるコーディネーション

NPO、企業、行政が、がっぷり四ッに組み合った、この「相乗り」作戦(ライド・トゥギャザー・プロジェクト)、支援物資の送付というコーディネートも物資を必要としているニーズ、それを送りたい支援者側の思い、その間を、つないでいかないと、必要な物資を迅速に、適確に、届けることはできない。物資の兵站(ロジスティックス)もまた、重要なコーディネーションの現場なのだ。

現地ニーズへの支援物資のニーズはまだまだある。届いていない場所や、今後必要となってくる、それぞれ具体的な生活に即した個別ニーズへの対応は、まさに、これからだ。

第1弾、そして今回の第2弾の経験から、持続的に物資を送付できる「仕組み」の構築へとステージをあげていくことを、いままさに、突っ走りながら考えている。

1 件のコメント:

arkw501 さんのコメント...

私は福岡在住の荒川と言います。
避難所の皆さんもそれぞれの生活を再開されている人が増えているようですが、まだまだ新しい生活に入れない方も多いと伺っています。
そこで私たち「ふうせんバレーボール振興委員会」では、避難所生活を余儀なくされいる皆さんに「ふうせん」をプレゼントして、心と体をほぐしていただければと考えました。
風船をポンポンと打ち合って遊ぶのは、子供からお年寄りまで楽しめると思いますし、笑顔になれます。
ぜひともふうせんを避難所に届けたいのですが、住所など誰に送れば良いか分かりません。
お届け先を教えていただくか、代わって届けていただけないでしょうか。
どうぞご協力をお願いします。。
arkw501@mac.com
http://www13.ocn.ne.jp/~fusen238/