多くの方が今回の甚大な被害に対し、心を痛めておられることと思います。
これまでも、災害時には、ボランティアが被災地に駆けつけ大きな役割を果たしてきました。「放っておけない」「いてもたってもいられない」という気持ちの高まりから、そういった声が、大阪ボランティア協会にも多く寄せられています。ありがとうございます。 しかし、今回の被害は広域の地震・津波災害であり、福島では原発の爆発が続いており、余震も続いている状況で、まったく予断を許しません。これまでにない経験の連続です。日々刻々と状況が改善されつつある地域もあれば、まだまったく見えず…といった地域もあります。
週末にはNGOのいくつかが先遣隊として現地入りしましたが、搬送ルートやガソリン確保がままならず、現地もボランティアの受け入れ等の体制を整えるのに必死の状況です。災害ボランティアセンターも徐々に立ち上がりつつありますが、本格化するのは来週以降と思われます。誰もが「いてもたってもいられない」思いでいっぱいなのですが、現地NGO等のルートを持たない方が出向ける状況ではないのが、15日時点の現実だと思います。
まずは、今できることをKVネットに掲載しました。刻一刻と状況が変わっていますので、私たちとしても、できる限り迅速に状況をお伝えしたいと思っています。
とくにお伝えしたいのは、今回の被災による復興支援は相当長期になると予測されるため、被災地を支援するためには「長く思い続ける」「関わり続ける」ことが大事になってくるということです。ですから、KVネットにもあるように、今すぐ被災地で支援ができなくても、まず自分の地元や関心のあるテーマで活動を始めてみてください。いつかその経験が被災地に入った時に、被災地の力づけになるかもしれません。現地から支援要請が来た時には、可能な限りの支援行動が起こせるように、私たちも日々尽力していきたいと思います。
2011年3月15日23時時点
大阪ボランティア協会 事務局長 水谷 綾
0 件のコメント:
コメントを投稿