2011年3月20日日曜日

災害支援ボランティア活動の様々なカタチ

先週半ばから、多くのNPO・NGOが被災地入りを始めました。ですが、関東方面からの物資を受け取る倉庫、運搬する車両の手配に限界もあり、これが動き出すのも連休明けのようです。報道でも指摘のあるガソリン不足は地域によっては改善されているところも出てきましたが、それでも保管や取り扱いが難しいという声も聞きますし、それが行き届かない地域もまだ多くあります。相変わらず厳しさは続いています。

もどかしく、はがゆい感じる気持ちを持たれる方も多いと思いますが、一方で、各地で少しずつ災害ボランティアセンターが立ち上がり始めました。そこで、現地での活動に関心のある方へのメッセージです。

●まずはそれぞれの災害ボランティアセンターのホームページをチェックしましょう。くれぐれも電話での照会はご遠慮ください。現場が電話対応に追われてしまい、本来の救援活動に支障をきたしてしまいます。

●ホームページをチェックするとおわかりいただけると思いますが、ボランティア募集は「市(町)内在住の方」と限定されているケースがほとんどです。その理由は、支援者が①日帰りできること、②地元のことを分かっている、という2点の強みがあるからです。

●支援のフェーズは
、日々変化します。外部の地域の方にも「ぜひ来てほしい」という要請が出てきた時に動けるように、遠方の方は、「今は準備の時間」だと心得ましょう。

今、関西でできること 災害ボランティア説明会」では、その日に寄せられる情報や上記の諸事情などもお話しています。また、全国社会福祉協議会のホームページに「災害ボランティア活動について」という説明があります。基本事項を押さえている文書ですので、災害ボランティア活動をあまり知らない方は参考にしてください。

20日時点では、救援物資の受け付けを自治体が受付窓口を設置する形で広がってきました。しかし、多くは物品や受付方法を限定する形で進められていますので、情報をしっかり確認して協力していただけたら…と思います。


大阪ボランティア協会には、今回の被災時に大阪にたまたま来ていて地元に戻れなくなった方からの応援を求める声や、東日本からの避難者の受入れの対応も寄せられ始めてました。支援のカタチは、だんだん広がりを見せてきています。

      2011年3月20日

        大阪ボランティア協会 事務局長 水谷 綾

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