2011年9月15日木曜日

【気仙沼レポート】石巻に行ってきました!(石巻2.0編)

気仙沼レポートです。
でも、今日は気仙沼ではなく、石巻レポートです。9月10日に石巻に行ってきました! 石巻は、ユニークなまちづくり活動もされており、訪問をとても楽しみにしていた街です。
はじめに、日和山に登って、石巻の街を見ました。高台から被災した街が見えるので、震災後は鎮魂の願いを込めて多くの方が訪れるそうです。次に、「石巻2.0」さんを訪問しました。
石巻2.0は、広告代理店やマーケティング、建築、デザイナーなど技能集団で、これまで「石巻VOICE」というまちづくりのキーパーソンを紹介した冊子や、地域のものづくりの場として「石巻工房」を結成して、学生たちとベンチを作って街に設置したりと、大変ユニークで「カッコイイ」活動をされているグループです。メンバーの松永有子さん、飯田昭雄さん、古山隆幸さんにお話を伺いました。石巻2.0のスタンスとして、企画から行動までの時間をできるだけ短くしようというものがあります。当日もゲストハウスづくりに精を出されるメンバーの方が出入りされていましたが、これも営利か非営利かといった運営方針や体制など細かなことを考えだしたらなかなか動けないので、とにかく作っちゃえ!というノリで、どんどん作業が進められているそうです。それは、決して「いい加減」に進めているということではなく、復興期のこういう時期は、小さくても具体的な成果を実感してもらうことが支援者を広げ、モチベーションを維持するコツだと考えられてのこと。フットワークがとにかく軽く、温度感がいいですねー。
7月22日からオープンされた「復興バー」。こちらも石巻2.0さんのプロデュースです。津波の被害を受けたビルを改修して、街の人やボランティアが集う場になっています。当日も満員御礼で、過ごしやすくなった秋の夜長を外で楽しみました。人が集まり、毎晩のように語り合い、ここから何かが生まれていく。そんな体温を感じられるとても素敵な場所です。トマトを豚で巻いた「紅の豚」、手作りの「タンドリーチキン」も美味です!
(気仙沼事業現地統括 岡村こず恵)

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