2009年9月25日金曜日

第7回いずみホール夢コンサート

視覚障害者の方など障害者と、彼らをサポートしているご家族やボランティアを対象にした(財)住友生命府社会福祉事業団の無料招待のコンサート。
今年も大阪ボランティア協会が仲介して100名の方々をご案内し、naraも担当者として、参加してきました。

会場の「いずみホール」への道を見るのは圧巻です。
盲導犬と同行する人、手引きといっしょの人、車いすの人、白杖を持つ人、手をつなぎながらゆっくり歩いてくる人、などなど、日常ではこんなに障害者の人を一度にたくさん見かけるときは少ないかも知れません。

さて演奏会。藤岡幸夫指揮による関西フィルハーモニー交響楽団は同じですが、演目は毎年変わります。
今年はヨハンシュトラウスの「こうもり」など5曲とハイドンのトランペット協奏曲、そしてアンコールに2曲とお馴染の曲からちょっと珍しい曲まで。明るく弾む、踊りたくなるような音楽が次々と奏でられました。
最前列の車いすの方はノリノリです。

この演奏会では聴覚障害者の方も聴けるのが大きな特徴の一つ。
パイオニア開発の音を体感するシステムがパイオニアの協力により無料で設置されているとのこと。
交響楽団のメンバーや指揮者だけでなく、それを支えるこうした多くの人や会社のバックアップによって開催されてるのだと改めて認識しました。


800人規模のホールほぼ満席。大人気の企画なのですが、経済に寒風吹く昨今、企業ではこうした社会貢献活動の継続が難しくなりつつあるとのことですが、定着しつつある会なのでぜひ続けてほしいと思います。
帰り際、参加者同士の会話を耳にしました。
「また来年ここで再会しましょうね」

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